この二・三日、「マンションが傾いている」とか「杭が支持層に届いていなかった」とかいうニュースが流れていますね。シカリさんは、てっきり中国の話しかと思って真剣に聞いていませんでした~。^^;
傾きマンション改修、新築の何倍も費用 ずさんな杭工事
横浜市の大型マンションが傾いた問題は、杭を施工した旭化成建材が全国の物件を調べることになった。数百世帯が暮らす建物の基礎部分のデータ偽装は、なぜ起きたのか。ずさんな施工管理に業界からは疑問の声があがり、難航する改修に住民は不安を募らせる。
「記憶があいまいだ」。旭化成建材の社員は、横浜市のマンションでの杭工事に関するデータ偽装について、旭化成の調査にこう答えているという。
建築基準法施行令は、マンションなどの大きな建築物について、杭を「支持層」と呼ばれる強固な地盤まで打ち込んで固定するよう定めている。
旭化成の説明によると、掘削機のドリルで穴を開けて杭を打ち込む際、ドリルに加わる抵抗値で支持層に届いたか確認する。抵抗値は電流に変換され、地上のプリンターでデータを記録する。問題のマンションでは、支持層に届かなかった杭についてデータ取得に失敗し、別の杭の施工データを報告書に転用していた。
問題があった8本の杭を担当したのは、旭化成建材の社員がリーダーを務める5人ほどのチーム。メンバーは調査に対し、データが記録できなかった理由を「プリンターの電源やインクが切れていた」「紙が汚れてデータが見えなくなった」などと説明しているというが、データを偽装した経緯は説明していないため、調査委員会が聞き取りを続けている。
最終更新:10月16日(金)8時14分
マンションを購入される皆さんが、購入したマンションにどのような生活を夢見て購入するのか、データの改ざんをした人たちは考えなかったのでしょうか。
新しい家から子どもを学校に行かせることが出来る。お気に入りのロケーションでさわやかな朝を迎えることが出来る。仕事が遅くなっても、職場に近いから、すぐ帰宅できる。お世話になっている病院が近いから通院に便利になる。近くには両親も住んでいるから少しでもお世話が出来る。
いろんな思いが、一瞬にして不安に変わった。
旭化成建材の社長は、「偽装は明らか」などと他人事のようなコメントをしているけど、その言葉の裏には、責任を特定の社員に押し付けて逃げようという魂胆が見え見え。
どのような職場でも、技術者はプライドを持って仕事をしているもの。(あ、他の皆さんもそうですよね)その人たちが、こんな手抜きをする理由。誰でも分かるように、工事費のカットや工期のカットで責められたのでしょうね。
企業のトップは、利益を出すために無理な工事費で無茶苦茶短い工期の工事でも請け負って、現場に投げる。現場の技術者たちは、最初から無理とはわかっていても、それでも一応努力する。しかし、どこかの時点で限界を迎えたのでしょうね。
誰しも同じですが、追い込まれると冷静な判断は出来なくなりますよね。完成したマンションで、どのような生活が繰り広げられるか。何百と言う世帯の新たな人生が、そこを拠点に繰り広げられるという事実すら想像できなくなり、やがて、「ごまかし」という幼稚な逃げ場に逃げ込む。
シカリさんの妄想は、どんどん膨らんでいきます。まるで、関係者から話を聞いたかのように。(こういうことを実際に語る人のことを講釈師とか言ったんじゃ・・・^^;)
起きてしまったことは、もう取り返しがつかない。あとは、入居されている皆さんの生活を脅かすことがないような移行計画が実行されることを祈るのみです。
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