江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

北朝鮮と同じレベルになった国会【安保特別委】







暇なシカリさん、昨日もテレビにくぎ付けでした。




朝一でビックリしたのが、特別委員会の理事会を開催するはずが、理事会室に委員長ほか与党の理事が現れない。



そうこうしているうちに、鴻池委員長の姿がテレビに映った。いる場所は、理事会室ではなく、委員会室。続いて映されたのは、いそいそと部屋の看板を掛けかえる事務局職員の姿。




どんな田舎の議会でも、会議の日時と場所、議題は事前に確認されて、それを関係者に周知の上で会議が行われます。




それを、国の最高の立法機関、世間では良識の府とか言われていました参議院の特別委員会で、上のような非常識な運営が行われているのです。




権力者の意向を通すためには、どんな手段でも使う。しかも、重要なのは、絶対中立な姿勢で裏方を務めなければならない国会の事務局まで、このでたらめに加担しているのだ。内閣法制局と言い、国会事務局と言い、この国の機関は完全に安倍独裁を支える体制になっている。これは、民主主義国ではありえないことだ。全く、北朝鮮と同じだ。これは、大笑いだ。自民党の皆さんがさんざん批判する、あの北朝鮮と同じになってしまったのです。(あ~~、恥ずかしい)






国会前、なお抗議 石田純一さん「戦争は文化ではない」


朝日新聞デジタル 917()2113分配信


 国会前では17日、法案反対の抗議行動が朝から続いた。午後4時半過ぎ、採決の結果が伝わると、「徹底弾劾(だんがい)」のコールが響いた。

 明治大学の「オール明治の会」の黒田兼一経営学部教授(67)は「国民の声を聞かないままの採決強行。ルール無視だ」と厳しい表情。同会には教職員や学生、OB千人以上が集まった。「昔のデモのような動員ではない。これが本当の民主主義だ」

 参加者は主催者発表で3万人。夕方には歩道がすし詰め状態になった。午後6時半に抗議集会が始まり、間もなく車道が開放された。壇上では創価学会員の中年男性が「戦争法案を進める公明党をなぜ応援しないといけないのか。学会員はだまされた」と声を張り上げた。

 「安全保障関連法案に反対する学者の会」の発起人で思想家の内田樹(たつる)さんは「賛成した議員は全部落とす。この運動をやっていこう」と述べた。俳優の石田純一さん(61)は「戦争は文化ではありません。誇るべき平和を戦後100年に続けていこう」と訴えた。樋口陽一東京大学名誉教授は「めちゃくちゃな法案をめちゃくちゃな形で進めようとしている。憲法だけでなく、日本社会の骨組みが危ない」。作家の落合恵子さんも「民主主義は抵抗し続けることで前に進む。市民の力を見せてやろう」と訴えた。


最終更新:917()2248

 




このデタラメの次に行ったのが、中央公聴会・地方公聴会を受けての総括質疑をしないという決定。全ての審議を打ち切ってしまった。この国会の会期末は、9月27日。まだまだ、日数は十分にある。にもかかわらず打ち切りである。連休には、ゴルフの予定でもあるのだろうか。年間、2千万も3千万も報酬をもらっているくせに、こんな重要法案、連休なしで審議してはどうなんだ!





特別委員会で鴻池特別委員長に対する不信任動議が出され、野党議員による実に長い賛成討論は見ごたえがあった。一人、30分も40分も演説を行ったが、その中で、この法案の様々な欠陥や手続きの瑕疵についても述べられていて、中身の濃いものだった。マスコミでは、その長さだけが強調されているが、中身についてはあまり触れられない。





参議院の本会議での攻防は、今夜から明日が山場になる見込みだ。いずれにしても、多数にはかなわない。問題は、これからだ。国民の怒りが本物かどうか、試される。国会前での抗議活動が長く続くとは思えない。(すみません)潮が引くように人数が減り、関心が薄れ、次の選挙の時には、またぞろ、義理人情でアホな候補者に投票してしまう。




もう一つ、国民の側の重大な欠点は、こうした運動を支える仕組みがない。安倍ちゃんサイドには、「日本会議」という経済団体や宗教団体、個人で構成する運動体がある。しかし、国民サイドには、ない!運動を進めるにしても、議論する場も、日程を調整する場もない。これは、致命傷だ。




小さな団体が、小さいまま、活動を続けるとどうなるか。自分たちの弱さばかりが身に染みて、退潮傾向に拍車をかけるんです。やはり、器は大きくないといけません。
日本の将来を議論できる大きな器が必要なんです。ここで、大事なことは政党に依存しないこと。政党に依存した国民運動なんてありえない。政党は、与野党にかかわらず、警戒しなければいけません。国民は国民の組織を持たないといけません。経済界にしても、全てが自民党の支持団体ではありません。宗教団体ににしても、全てが自民党公明党の支持団体ではありません。そうした団体との連携が出来る組織が必要です。




関係者の皆さん、ぜひ、検討して下さい。(と言っても読んでいないか。せめて、ご来場の方で、この記事に賛同される方が転載でもしてくれれば可能性はあるのですが・・・)





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