昨日の強行採決で安保法案は、ほぼ成立。残念です。
国会周辺では、夜を徹しての抗議行動が続く中、「由らしむべし、知らしむべからず」を実践している報道機関があります。
<NHK>安保締めくくり質疑を中継せず
15日の安全保障関連法案の締めくくり質疑を行った衆院平和安全法制特別委員会は、NHKで中継されなかった一方、衆院のインターネット審議中継サイトはアクセスが集中してつながりにくい状況となった。
NHK広報局は国会中継の基準について、「全会派が出そろう国会審議を対象に、国民的な関心が高い重要案件を扱う委員会質疑であることや、各会派が一致して委員会開催に合意することなどを適宜、総合的に判断している」と説明。この日の審議は、直前まで全会派が出そろうかどうか不明だった。採決の模様は、正午のニュースを延長して中継した。
NHKは5月26日に同法案審議入りの衆院本会議を中継しなかったが、翌日以降の特別委を6日間、42時間にわたって中継していた。【丸山進】
最終更新:7月15日(水)15時56分
これまで、シカリさんは日本が北朝鮮のようになると言ってきましたが、その通りでしょう?
公共放送ではなく、国営放送。と言うより、政権の広報機関。
どのような屁理屈をこねようが、その事実は隠せません。仮に、「あ、そうですか」とうなずいても、「え、待てよ」となります。
NHKの中継基準では「国民的な関心の高い重要案件をあつかう委員会等」とありますけど、昨日の特別委員会は、これに該当しないの?
もし、そのような判断をされたのでしたら、恐ろしく鈍感で、報道機関としての機能はないものと思いますけど。
いずれにしても、政府の広報機関でしたら、受信料なんか納める必要ないですよね。運営費は全額政府なり自民党にまかなってもらってください。
ところで、今回の法案について、「次の選挙で勝って廃案にすればいい」と言うお方もいます。
でも、現実は、それほど簡単ではありませんよ。
<理由>
1、日本人は、忘れやすい。(次の選挙の時まで、今回の怒りを持続できない。)
2、今後、海外派兵が必要と言う報道がどんどん増えて、軍国主義的ムードが固定化する。
3、今回の法整備は、ある団体の長い期間にわたる地道な活動の影響で、今後もその活動は強化されるであろうし、一方、民主主義を守ろうという地道な活動をする団体は少なく、結果的に、日本の軍国主義化が進む。
<日本会議の構成メンバー>
1・2年のうちに、海外派兵が実現し、不幸にも「一人でも犠牲者」が出たら、日本中が「名誉の戦死」をたたえ、追加派兵へのヒステリックな国論につながるでしょうね。
その結果、消えるものが二つあります。一つは、ネットカフェで遊んでいる若者。もう一つは、引きこもってゲームをしている若者。彼らは、リアルな戦争ゲームの中で、生死の意味を考えることになるでしょうね。
このようになってほしくはありません。奇跡が起こるとすれば、軍国主義化に異議を唱えるネットワークが全国規模で形成され、特に、若者を中心とした集会・署名活動などが生まれてきたときでしょうか。
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