天皇の思いと、自民党の思いと、国民と・・・・
4月29日は、先の天皇の誕生日。
と言うわけではないが、今日は天皇について。
その慰霊のために、訪問されました。
<長崎新聞>
昭和天皇も同じだが、慰霊の旅が大きな使命のように見受けられる。
ところで、「天皇」とは、いったい何?
人には違いないが、憲法には、次のように書いてる。
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」
象徴?
広辞苑には。
1、ある別のものを指示する目印・記号。
2、本来かかわりのない二つのもの(具体的なものと抽象的なもの)を何らかの類似性をもとに関連づける作用。例えば、白が純潔を、黒色が悲しみを表すなど。シンボル。
なんか、わかりにくいな~。
なんとなく、「はあ~、日本の歴史とか文化とか、国民性とか、そんなものを象徴する存在?」ってとこに落ち着きますよね。(え?落ち着かない?)
ワシらは、このモヤモヤ感を抱いて落ち着かせているけど、祭り上げられている天皇は、どうなんや?
「ワシ、象徴やて。なんやろ?」とか、考えないんやろか?
同じ人間、やはり、同じモヤモヤ感を抱いているんとちゃいますか?
でも、「天皇として勤め」ないといけない。
え?ほめすぎ?
ところで、天皇の行事、知っています?
下の皇室のホームページを是非ご覧あれ。
とにかく、忙しい。
宮内庁ホームページ
こんなこともしているよ。
<長崎新聞>
こんなに忙しい中でも、国内外の戦地・被爆地への慰霊の旅を続けている。
「日本国」の名において始められた戦争のために犠牲になった国内外の人たちの慰霊のための旅を続けている。
そこには先の天皇の「軍部の暴走を止められなかった」という深い反省を引き継ぎ、象徴として、日本の痛い歴史とも正面から向き合っている。
そして、これからの世に対する強い「非戦の思い」があると思う。
ところで、一方ではこの天皇を別の形で祭り上げようとする人々も。
「象徴」から「元首」に???
そこで、再び広辞苑。
元首とは、「国家を代表する資格を持った国家機関。君主国では君主、共和国では大統領あるいは最高機関の長など。」
国家を代表する資格を持った国家機関???
人間なのに「機関」???
祭り上げるふりして、「機関」にして利用しようってえのかい?
皆さんの中にも、天皇制について、色んな意見があるだろうけど、押し付けられる側の身にもなって考えてみてよ。
自民党と言えば、戦争のできる国造りにまい進している政党。
与党協議と言う茶番も終わり、安保法制も5月には国会に登場し、おそらく2・3か月で終了。
これで、日本はれっきとした軍事国家。
若者をどんどん海外の戦地に送り込むようになる。
そんな「元首」を押し付けられる天皇のジレンマ。
「非戦」の思いと、若者を戦地に送り出すようになった国の元首の立場の違い。
どれほど苦しいものか。
自民党は、自らの思いを達成するためには、相手の気持ちなど一顧だにしない。
そして、なにより、ワシら国民も、そうした状況を見過ごす無責任な人間に成り下がってはいけない。
ワシら一人一人の良心と国の歴史に対する責任が問われているんじゃないかと思うんですけど・・・。
応援クリックしていただきますとありがたいです。よろしく~♪♪
↓