女子柔道告発、氏名公表を巡って
女子柔道告発問題を巡って、告発した選手名を公表すべきとの厳しい声があるという報道がありました。 |
女子柔道告発、氏名公表の是非巡り発言相次ぐ 読売新聞 2月6日(水)20時5分配信 柔道の女子選手が全日本女子前監督の暴力行為を告発した問題では、プライバシー保護の立場から、告発した15人の氏名は公表されていない。 6日は関係者から、この点の是非に関する発言が相次いだ。 自民党の橋本聖子参院政審会長は同日午前、党参院議員総会で、「訴えるということは非常に大きな責任がある。プライバシーを守ってもらいながらヒアリングをしてもらいたいということは決していいことではない」と述べた。 日本オリンピック委員会(JOC)女性スポーツ専門部会の山口香・部会長は同部会が終了したこの日午後、「選手が守られることが担保される状況ならば(氏名を)公表することは可能だが、現役の選手も多い中で、だれが責任をもって守っていくのか。公表は時期尚早と思っている」と発言した。 同日夕には、全日本柔道連盟の上村春樹会長が「名前探しはしたくない」と発言。また、橋本聖子政審会長の事務所は同日夕、「橋本は氏名を公表すべきとする発言はしていない。『氏名を公表しないことに厳しい意見もあり、どういう方法で選手を守りながら、経緯や事実を明らかにするべきか検討すべき』という考えだ」との文書を報道各社に送った。
橋本聖子参議の発言は、事務所の修正の前の発言を素直に読めば、「人を告発するのに、匿名とはどういうことか!」ということでしょう。 |
圧倒的に力の差がある社会で、匿名にしても告発するのは難しいものです。 |
しかも、柔道連盟が早い段階でまじめに対応をしていれば、これほど大きな問題にはならなかったはず。それを告発者のせいにして、『名を名乗れ!』というのは、いかにも強者の集団である自民党の議員らしい発想ですね。 |
橋本聖子さんの感覚は、そういうものなんですね。とにかく、そのような(匿名を批判する)意見を誰が言っているのか、はっきりさせる必要があるのではないですか。 |
さもないと、そのような意見が、さもあるかのように見せかけて自分の意見を言う詐欺師的体質と思われますよ。 |
それに比べて、山口さんの発言は至極まっとうですね。 |
告発選手名は公表せず=選手側代理人が見解 時事通信 2月7日(木)18時53分配信 柔道の女子選手15人が監督らから暴力行為を受けたと告発した問題で、選手側の代理人を務める辻口信良弁護士は7日、選手名を公表しない方針を明らかにした。 日本オリンピック委員会(JOC)は告発した選手についてプライバシー保護の観点から非公表とし、全日本柔道連盟にも伝えていない。辻口弁護士は「一般的に(告発者の)利害が守られれば検討されるが、選手の不安が大きい。氏名が公表される可能性はない」との見解を示した。 JOCの女性スポーツ専門部会の部会長を務める山口香理事は6日に「選手を守る担保がない。公表は時期尚早」と発言。JOC理事の橋本聖子参院議員は「氏名を公表しないことについて厳しい意見もあることから、今後、どういう方法で選手を守りながら、これまでの経緯や事実を明らかにするかを検討すべきである」と指摘している。
こんな人が、JOCの理事なんですか。色んな組織の役職に女性をもっと登用すべきとの意見がありますが、これじゃあ、いくら女性を増やしても・・・。でも、増やさないと始まらないね。 |