江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

暖かさが欲しい季節ですね~

待ってました「仕分け作業」


 新政権になって、ワシがもっとも興味を持ったのが、仕分け作業。

 どのような形で仕分けするのか、全く分かりませんでしたが、とても興味がありました。

 



 事前の宣伝では、国の予算編成のあり方を変える「きっかけ」となると思われる大事な作業とのこと。





 これまでの予算編成の作業は、夏ごろ各省庁の要求がまとまり、財務省へ要求。

 その後、復活折衝などが行われていた模様ですが、この経過は国民には見えず、ある意味「特定の政治家の腕の見せ所」と言われてきた部分です。

 つまり、各種の団体から依頼を受けた政治家が、官僚と密室で話し合って決めていた部分。

 この作業の前後にあるといわれていたのが、依頼するときの「献金」「接待」などの利益供与。

 もちろん、実際に見たわけでないので断言できませんが、贈収賄事件などのかなりの部分がこうした構造が原因と報道されてきました。





 贈り物をするのは日本の文化だ、と言われる向きもありますが、私人・私企業でのことならともかく広く公共に関することでの贈り物は、行政の私物化に繋がると心配するのは当然ではないでしょうか。

 同時に、そのような良からぬことを考えない人々にとっては、このようなシステムは悲しむべきこと。

 疑念を抱かれないようなシステムを構築することは良いことではないかと思います。





 ところで、このような予算編成過程は、おそらく明治の憲政制度スタート以来の事ではないでしょうか。

 となると、官僚も政治家も戸惑うのは当然のこと、少々のゴタゴタは致し方ないと思うのですが。

 慣れていないと言う点では、マスコミも同じでしょう。

 最近の報道でも、予算の多寡、赤字国債の多寡に固執し、歴史的転換(出来るかどうかわかりませんが)を図ろうとしていると言う説明が少ないように思います。





 それにしても、体育館で公開で行うというのは、ビックリでしたね。

 秘密裏に進められるということに慣らされていたワシにとっては、「青天の辟易」じゃなく「青天の霹靂」ものでした。

 大きく変わるという実感がします。


事業仕分け 農道整備など10事業700億円削減と判定

11月11日21時58分配信 毎日新聞

 政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)の作業グループは11日、概算要求で95兆円超に膨らんだ来年度予算の圧縮を目指す「事業仕分け」に着手した。
 初日は23項目約50事業を取り上げ、農道整備事業(農水省、168億円)など9事業約500億円を「廃止」と判定。
 予算計上の見送りを求めたレセプトオンライン導入の機器整備補助(厚生労働省、215億円)と合わせ、初日の削減額は10事業で700億円を超えた。
 事業仕分けは国会議員と民間人の「仕分け人」60人以上が3班に分かれ、27日までに計9日間実施する予定。

 210~220項目計447事業を対象に(1)廃止(2)地方自治体や民間などへ移管(3)来年度の予算計上見送り(4)予算縮減(5)見直し--などを判定。
 行政刷新会議で正式に決定した後、類似の事業にも適用する形で来年度予算の財務省査定に反映させる。

 初日は、廃止・見送りとされた10事業のほか、農業農村整備(農水省、1985億円)などが「縮減」と判定され、さらに削減額が積み上げられる見通しだ。
 下水道事業(国土交通省、5188億円)などが「移管」とされ、地方への財源移譲や法改正が検討される。


 診療報酬や薬価の決定方法など制度も仕分けの対象とした。
 診療報酬については開業医に配分が偏っているとして勤務医との格差を是正する「見直し」を求めた。

 独立行政法人雇用・能力開発機構に対する運営費交付金も「見直し」とされ、国立青少年教育振興機構教員研修センターなどは「移管」と判定。独立行政法人については刷新会議で統廃合を検討していく。【小山由宇】

カメちゃんが、噛み付いた。


 ところで、この仕分けグループのメンバーについて、あの亀井静香氏が噛み付いたそうですね。



  ①外国人を入れるのは問題。

  ②市場原理主義的な人が入るのは問題。

  ③国民新党社民党からの推薦メンバーがいない。



 ①②は、実態がどのようになっているかわかりませんが、③については、連立与党の2党を無視したのはまずかったと思います。

 もちろん、始めたばかりの作業ですから、是非、追加でメンバー補強していただきたいですね。

 早い時期にどんどん発言し、修正を重ね、万全の体制にしていただきたいものです。




暖かく、自分のこととして見守りたいものです。


 長い単独政権(くっついていた政党もありましたが)で制度疲労してしまった前政権を長いあいだ支えたのは国民であるワシら。

 なんとなく危機感を抱いて政権交代をもたらしたのもワシら国民。





 仕分け作業の経験のある関係者、物知り顔の学者、マスコミ関係者、政党・官僚関係者からの冷たい反応。

 おそらく、「旨くいくはずがない」と思っているのでしょう。(あるいは、旨くいくと困る?)

 あるいは、「旨くいくはずがない」と提起したほうが、自らの存在感が高まると考えているのでしょうか。

 考え、発言するのは良いことです。

 ただ、「外野の視点」はやめていただきたいものです。





 日本は、民主主義国家としては、まだまだ後進国

 それこそ歴史的な段階にある事をみんなで認識し、当事者としての視点で発言してもらいたいものです。

 「失敗するさ」

 「そんなもんさ」


 ではなく、

 「こうしようよ」

 「こんな考えもあるんじゃないか」

 というふうに、同じ歴史の中で、同じ国土の上で生きる人間としての発言を期待したいものです。




 もちろん、シカリさんとて何十年も生きてきた者として、政治の流れの中に得体の知れない権力闘争がつきものであることは理解したうえでの提案です。

 実行力が無かったら、次に、替えればいいのですから。。。


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