江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

え? 政府が、「円天」やるの~~?

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寒い朝。でも、春の兆し】

円天で騒がしいですね~。被害に遭われた皆さんに、お見舞い申し上げます。


 「減らないお金」で有名な「円天」。
 素晴らしいですね。

 だからこそ、1250億円(?)も集まったんでしょうね。

 なぜ、ワシには声がかからなかったんだろう?
 まあ、お金が無いことがわかっていたんでしょうね。

 しかし、美味しい言葉に騙された皆さんは、どのような生活をされているのでしょうか。
 老後の生活資金を、子どもの教育のためのお金を、と少しずつためてきたお金を、訳のわからない世界に持っていかれ、落ち込んでいるでしょうね。
 本当に、お見舞い申し上げます。

 この数十年、このような詐欺事件が繰り返されていますね。
 素直に他人の言葉を信じてしまうお人好しな人たちが、次から次に犠牲になっています。
 残念な社会になったものです。







え?政府が「円天」を発行するの?


 詐欺の犠牲になった皆さんを同情しながら、インターネットを眺めていたら、とんでもない記事が目に付きました。

 なんと、政府が「円天」もどきの「政府紙幣」を発行するというのです。
 もちろん、今すぐと言うわけではありませんが、その様な議員がかなり居るらしい。

 「政府紙幣」を発行するとどうなるのでしょうか。
 なんとも理解できません。
 ジャブジャブと、お金が作られて、どんどん政府の仕事ができる。景気対策の一環として考えられているようですが、それで景気の浮揚が図られるのでしょうか?
 効果が確認できないと、それこそ次から次に「政府紙幣」を発行するのでしょうね。

 ひょっとすると、ワシも億万長者になるかもしれませんね。
 でも、1億円でパン1個しか買えないようでは、嬉しくないですよ。

 全国の奥さん方、大変ですよ~~。
 買い物に行くのに、山のような紙幣を、それこそリヤカー(古いね~。車ですよね。)一杯に積んでいくことになるかもね。

 サンマ1匹5000万円。
 大根1本 6000万円。
 米1キロ    5億円。

 なんてことになるのかな?
 あ、そうか、今は、カードですよね。

 自○党に、三分の二の議席を与えたつけは、意外に大きなものになりそうですね。
 下手したら、景気回復のためには戦争でもするか、という議論が出てくることも想定の範囲に入ったのかもしれません。
 冗談抜きに、この国、ガタガタにされるのか?

 アメリカでも、ニューディール政策ばりの経済対策が議会でゴタゴタやっているし、どうも、政治家の皆さん、今回の金融危機の本質を理解していないのでは?(最初は、まさか、と思っていたんですが、どうも、心配は当たっているような気がします。)

自民党:「政府紙幣」実現を 議連働き掛けへ設立準備会


 「政府紙幣」など経済対策の新たな財源を探る自民党の「政府紙幣無利子国債発行を検討する議員連盟」は6日、設立準備会を開いた。

 通常のお札(日銀券)とは別に政府が紙幣を発行する「政府紙幣」には「インフレを招き、財政への信認を失墜させる」など反発もあるが、議連顧問の菅義偉選挙対策副委員長は「従来の発想を超えた100年に1度の対策が必要だ」と強調。大規模な追加経済対策の実施も視野に、今年度中に政府・与党に実現を働きかける方針を確認した
。
 また、政府紙幣とともに議連が実現を目指す「無利子国債」は、利子を付けない代わりに、相続税の課税免除の特典を与える仕組み。高齢者や富裕層のニーズが見込め、追加経済対策に伴う財源調達を円滑に進められる利点があるとしている。ただ、「金持ち優遇」との批判も予想され実現性は不透明だ。【赤間清広】
毎日新聞 2009年2月6日 19時30分(最終更新 2月6日 21時05分)

政府紙幣景気対策財源で関心、インフレの恐れ=Q&A


 景気対策の財源確保のため、政府が紙幣を独自に発行する「政府紙幣」構想が自民党内で浮上している。その背景や疑問点をQ&Aでまとめた。【赤間清広】

Q 政府紙幣って、いつも使っているお札と違うの?
A 現在の1000円札や1万円札などの「お札」の正式名は「日本銀行券」。政府から独立した中央銀行の日銀が発行し、日々のお札の流通量を調節することで通貨の価値を保っている。一方、政府紙幣は国が自ら発行する紙幣で、例えば「麻生1万円券」と印刷し、今の1万円札と同じ価値を保証することで、買い物や給料の支払いにも使えるようにする仕組みだ。

Q 政府紙幣が発行された例はあるの?
A 明治政府が戊辰戦争の戦費調達目的で発行した「太政官札」が代表例。米国でも南北戦争の戦費調達のため政府紙幣を発行したケースがある。ただ、いずれも中央銀行ができる前の話だ。景気悪化で税収が不足する中で国が大規模事業を行う場合、通常は国債を発行して財源を調達するが、国債には毎年の利払いや元本返済の義務がある。これに対し、政府紙幣ならコストは紙代や印刷代だけで発行分だけ歳出を拡大できる。

Q なぜいま、政府紙幣が急浮上しているの?
A 急激な景気悪化で政府は追加経済対策を迫られているが、税収は大幅に減り、特別会計の「埋蔵金」流用も限界に近づいており、追加対策を実施するにも財源のやりくりが難しい。財政が先進国中最悪の水準にある中、これ以上の赤字国債増発を避けたい自民党内で「借金を増やさず、財源調達ができる妙手」と着目された。元財務官僚の高橋洋一東洋大教授らが提唱していたが、麻生太郎首相と親密な菅義偉自民党選挙対策副委員長が前向きな姿勢を示し関心がさらに高まった。

Q 弊害はないの?
A 政府紙幣が発行できるようになれば、与党からの歳出圧力はますます高まり、財政規律が失われる危険がある。また、政府紙幣の大量発行は市中に出回るお札の流通量を急増させ、急激なインフレを引き起こし、通貨の価値が低下する懸念もある。このため、与謝野馨経済財政担当相は「異説のたぐい」と否定的で、麻生首相も導入には消極的だ。自民党内には政府紙幣を持ち出すことで、日銀に「通貨価値が損なわれる」との警戒感を抱かせ、国債買い入れの増額など財政政策への一層の協調を日銀に迫る思惑もあるようだ。
毎日新聞 2009年2月4日 22時01分

政府紙幣:経済閣僚が導入論“一蹴” 日銀総裁も弊害指摘


 追加経済対策の財源調達の“奇策”として、日銀券(お札)とは別に政府が独自に発行する「政府紙幣」の導入論が自民党の一部で浮上していることについて、経済閣僚などから3日、否定的な声が相次いだ。

 与謝野馨経済財政担当相は閣議後会見で「異説のたぐい。財政とか金融政策には全くなじみのない考えだ」と指摘。「(財源が)必要であれば国債を出せば済む話」と一蹴(いっしゅう)した。中川昭一財務・金融担当相も「こういう時期だからいろんな意見が出るのは当然だが、私の頭の中にはない」と冷ややかだった。

 日銀の白川方明総裁も、「日銀の財務の健全性が損なわれ、通貨の信認が害される恐れがある。国の債務返済能力や意志に対する懸念から長期金利の上昇を招く恐れもある」と弊害が多いとの認識を示した。【赤間清広】
毎日新聞 2009年2月3日 22時48分(最終更新 2月3日 23時17分)