【シカリさんが住んでいる福江地区の遠景】
「え?そうですか?」
「え?それで良いんですか?」
「え?この通りにやっても、ちょっと如何なものかと・・・」
「え?それで良いんですか?」
「え?この通りにやっても、ちょっと如何なものかと・・・」
嫌われるのは、現代だけではないみたいですよ。
【引用文献】 越川禮子著 商人道「江戸しぐさ」の知恵袋 講談社α新書 =逆らいしぐさ= 「江戸しぐさ」は理屈でなく、即実行が真骨頂。「四の五のいう前にやってみろ!」ということ。 実際に行動してみれば、よいか悪いかも自分自身で体得できる。悪い点はなおそうと、次の成功へのステップにつながる。商人の実践哲学そのものだ。 やってもみないうちから「だって」「でも」「しかし」「そうはいっても」と、文句を並べ立てたり、さからったりしてはならなかった。 年長者のいうことは、とにかく素直に従ってみる、自分が知らないことは知っている人の意見に従うことが大事。 年長者や経験者の助言はそれなりの配慮があってのことだから、多少、無理があってもそれを実行することが、本人の成長につながると考えた。 「江戸しぐさ」ではとにかく、相手の言うことに素直に従うことが、物事のまずは始まりと考えた。小さなころは見よう見まねでおとなのしぐさを見習うようしつけられ、年を追うにつれて、おとなの仲間入りができるようになるためには、素直さが必要条件だった。素直でない皆さん、気をつけましょうね。
それと、この「江戸しぐさ」の裏にあるのは、「・・・それなりの配慮があってのこと・・・」が出来るのが大人としての条件だったということでは?
<引用先は、同上> =念入れしぐさ= つり銭に間違いはないか、お客さまの忘れ物はないか、在庫は適正か、火の始末に怠りはないか、戸締りは万全か。念には念を入れて確認するしぐさのこと。「江戸しぐさ」は「繁盛しぐさ」「商人しぐさ」だから、当然ながら用心深かった。念入れしぐさができる番頭がいれば、店は安泰といわれた。 商売からはなれても、念の入れ方には年季が入っている。みんなが身につけていた。 多少ニュアンスは違うが「八度(やたび)の契り」という「江戸しぐさ」がある。たとえ、一目惚れした相手でも、八回の困難な約束をはたしたあとで、初めて本名を名乗り合うしぐさのこと。人と人とは慎重にかかわり合わなくてはいけないという認識である。そんなに安易に名乗ったら、あとで災難が降りかかるかもしれない。その戒めが「念入れしぐさ」。なるほど!
うちの山ノ神は、安易にワシに名前を名乗ったばかりに、今、とんでもない災難に遭っているワイ。