質問権に幻想を抱かず、多方面からのアタックも有効では?
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空でスタートしそうです。
21日の国会では、統一教会による養子縁組問題と質問権の問題を巡り、次のようなやり取りが行われていましたね。
立憲民主党・吉田晴美衆院議員:「旧統一教会ハンドブックにおいて、組織的に養子縁組を推奨しています。1981年~2021年、信者家庭間で745人の養子縁組があったそう。養子縁組あっせん法違反は刑事罰の対象です。つまり解散請求の理由となり得ます。“質問権”の質問項目に違法の疑いがある養子縁組の実態解明も、当然、入れるべきではないですか」
岸田総理:「この問題を(質問権の)権限行使の内容に含めるかどうかについては、当該権限の効果的な行使に支障をきたす恐れがあるため、お答えは差し控えさせていただきます」
まあ、あの悪賢い統一教会相手だから、何を質問するとか国会で言えば、すぐに対応されるから吉田議員への回答を渋るのも理解出来ますよね。
ところで、シカリさんは、この時点での吉田議員の質問自体がピント外れていると思います。
仮に、現在予定している質問事項に含まれずに、総理が「質問事項に入れましょう」と回答した場合にどうなるのか。
さあ、大変。
宗務課は、宗教法人審議会をやり直さないといけない。
21日に開催され、了承を頂いた内容に、新たな項目を追加するとなると、どれほど手間がかかるものか。
事務方としては、追加する項目の妥当性、根拠などを内部で検討し、すでに了承していただいた内容との整合性をチェックし、全体としての影響の再確認を行い、そのうえで、次の宗教法人審議会の日程を調整し、開催と言う運びになるでしょうね。
となると、どれだけ予定が伸びるものやら。
養子縁組あっせんの問題は、それだけで調査も可能だし、刑事事件として立件することも可能です。
一方、質問権の方は、質問書を送付し回答を貰い、内容をチェックし、再質問の必要性を検討し、内容次第では、また、宗教法人審議会を開催し・・・・などと手続きが続くわけでしょう。
キリないやん。
それは、それで手間暇かけて進めていただくこととして、養子縁組の方は、刑事事件としての立件を視野に別部隊が気軽に動く方が、より効果的と思いませんか?(こちらも22日に発送済みですね)
ねえ、吉田議員?
自民党はやる気がない。
公明党は足を引っ張りたい。
野党は、今一、ピンボケ。
しっかり、せえや!!
ところで、21日、文科省から意見を求められた宗教法人審議会は「報告を求めることは相当と認める」として質問内容などを了承した。
反対意見はなく、信教の自由との関連においても問題ないとの意見で一致したということですが、質問の内容は、旧統一教会の組織運営や財産・収支に関することで、『組織・運営』として求めるのは、組織図などの組織を表すものや役員規程、役員会の議事録などで、『収支・財産』については、収支計算書や寄付の受付帳など、金の流れを証明するものの提出を求める方針のようです。
文科省は22日に質問権を行使しましたが(回答期限は、12月9日)、この規定ができて以来初めてで、旧統一教会による明白な法令違反などが認められた場合は、裁判所に解散請求をおこなうか検討することになる見込みです。
世論調査では、『解散命令』について、手続きを「進める必要がある」が77%、「進める必要はない」が11%と、多くの人が「必要」と回答していますが、この国民の意志を無視することのないように、実効性のある手続きを進めていただきたい。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<11月23日の誕生花>
花言葉:気取った恋、恋する伊達者
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