皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、晴れ空でスタートしそうです。
統一教会問題で、常に先頭に立ち情報を提供してくれる「情報ライブ ミヤネ屋」。
10日の放送では、統一教会に対して、信者が献金する際に念書を書かせたり、証言する様子を動画撮影していたことなどを報道してくれました。
その録画された画像に映し出されたのは、80歳代後半の女性で娘さんの話しでは認知症発症の頃だったとか。
娘さんの話しでは、母親が1億円を超える献金をしているとし、母が献金について念書や陳述書にサインさせられたと明かした。
念書では「献金は自由意思によって行ったもの」などとされていて、動画では旧統一教会の婦人部長が、念書、陳述書の内容について「ご自身の認識に一致するということですね」と質問し、母親は「はい」と認めているところが撮影されていました。
この画像を見ながら、司会の宮根さんは「念書だとか陳述書、動画を撮影するということが宗教団体としての体(てい)をなしていない。裁判になった時の資料にしようっていうことですよね」と感想を述べていましたけど、まさにそうですね。
さらに、コメンテーターのアンミカさんは「自覚があるんですよね、裁判になるようなことをしているって。宗教法人がこういうことをしているっていうのがにわかに信じられなくって」と指摘。(鋭い)
ところで、8月10日、統一教会の田中富広会長が、銃撃事件後2度目の記者会見を開きましたけど、覚えていますでしょうか。
田中会長は、09年を「分岐点」とし、「信徒に社会的に問題となる行為をしないよう指導してきた」と主張し、民事訴訟が減少していると強調し、霊感商法については「過去も現在も当法人が行ったことはない」と言い切る場面もありました。(ホンマか?)
この記者会見を受けて、全国弁連は「被害が表面化しないよう巧妙になっている」と指摘していました。
< 東日本に住む60歳代の女性の場合 >
夫と子どもを亡くし、趣味を通じて出会った女性信者から「先祖の因縁が原因」と不安をあおられ、13年に旧統一教会に入信した。生命保険を取り崩すなどして600万円以上を献金したが、経典を強引に買わされたことに納得できず、15年に約200万円の返金を求めた。その際、交わした「合意書」には「ほかに債権債務のないことを確認する」と書かれ、女性は言われるままに署名し、返金された。女性はその後、脱会し、全国弁連に相談して経典代以外の献金の返金を求めて17年4月に東京地裁に提訴した。裁判で、家庭連合側は合意書を根拠に返金義務はないと主張した。しかし、20年2月の地裁判決は「(合意書は)何の説明もなく請求権を放棄させるもので、公序良俗に反しており、無効」と退け、ほぼ全額の返金を認め、確定した。
全国弁連によると、こうした合意書が目立つようになったのは09年の宣言以降で、合意書に加え、信者が返金を求めないことを約束する様子を家庭連合側がカメラで撮影するなど防衛の姿勢が明確になっているらしい。
合意書は、逮捕された山上徹也容疑者の母親とも結ばれていて、親族によると、母親は自宅を売却するなどして総額約1億円を献金し、2002年に破産したそうですが、親族が旧統一教会側と協議し、05年から返金されるようになったそうです。
合意書は、コンプライアンス宣言の2か月後にあたる09年5月に作成されており、その時点で返金済みだった1760万円を含めて14年10月までに計5000万円を返金する内容で、「ほかに債権債務がないことを相互に確認する」との文言があり、母親のほかに、山上容疑者の署名もあったそうです。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より一部抜粋
コンプライアンス(英語: compliance)とは、元来は英語で「要求や命令などに従うこと」を正式な文書で記載するための単語である。日本語では「遵守」などの意味を持ち、次のような意味で用いられる。
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一般的に「コンプライアンス」って言えば、上のように法令や規律を守ることを意味しますよね。
でも、統一教会の事例を聞くにつれ、彼らの言う「コンプライアンス」の意味は、「自己防衛」の意味しかないように思えますね。
・不安や怖がらせることで献金を集めてはいけない ⇒ 全て信者のやり方が悪かった。適正な献金が行われていることを証明できるよう記録を取るように指導する。
・献金が生活を害する過度なものになってはいけない ⇒ 過度な献金も信者のやり方が悪かった。あくまで本人の意志での献金である証拠を取り、返金に際しての限度を明示するよう指導する。
・伝道で教団名を明示 ⇒ これまで明示していない信者がいたかもしれない。バレてもいいことは教団名を明示するように指導する。
まあ、総じていえば、統一教会流コンプライアンスは、『足がつかないようにすること』ですね。
あらゆる言葉、法令等の解釈の仕方が、全て『自分軸』でしか解釈しない。
こうした悪質な団体から国民を守るのは、並大抵のことではないだろうと思う。
新しい法律を作るにしても、現行法令を改正するにしても、時間の確保が重要なポイントのような気がします。
先日、自民党の部会で了承されたのは、旧統一教会の問題を受けて政府がまとめた消費者契約法の改正案ですが、現在、霊感商法の契約を取り消せる期間は「締結から5年」だが、改正案ではこれを今の2倍にあたる「10年」に延長するものです。
同時に大事なのが、様々なケースに対応できる制度の整備でしょう。
現在の法律では「このままでは不幸になる」などと“本人”に“将来”、不利益が生じると不安をあおる手口が規制の対象ですが、改正案では「家族の病気を治すために必要」などと、“家族”の“今”の不安に乗じる手口なども対象とするようになっており、幅広く対応できる体制づくりに有効な内容だと思います。
現在、準備中の新しい法律なども、変幻自在に変化する教団に対応できるような内容になることを望みます。
なお、永岡文科相は11日朝の会見で、「旧統一教会をめぐる民事裁判の判決で認められた損害賠償額が、少なくとも14億円にのぼる」として旧統一教会に対し年内にも質問権を行使することを明らかにしました。
この結果を受けて、集まった情報をふまえて解散命令を裁判所に請求するか、判断する方針のようだが、是非、裁判所の審判に堪えうる内容を整えていただきたい。
いつも批判ばかりするシカリさんですが、今回ばかりは、応援していますよ~~。
ギバレよ~~。(五島弁で「頑張れよ」と言う意味です。^^;)
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<11月12日の誕生花>
レモン
花言葉:誠実な愛、思慮分別
<画像は、ネットからお借りしています>