皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、晴れ空でスタートしそうです。
言葉の力は、凄いですよね。
ある時には、杖になり。
また、ある時には、槍になる。
素人の爺さんでも、稚拙でも文章を公開する身としては、常々、その危険性を考えている。(その上で、毒を吐くときもあるので要注意・・・^^;)
ところが、世の中、ワシの何十万倍もの影響力を有する人々が、その功罪を考えていないかのような発言をする人がいる。
知ってか、知らずか。
その人は、国際政治学者と言われる三浦瑠麗さん。
10月29日、日経とテレビ東京がつくるYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」に出演して、次のような発言をされたそうです。
(山上徹也容疑者について触れ)「今回はある意味、虐待家庭に育った青年がテロリストになっちゃったケース」
「どうしようもない母親の行動によって傷ついた青年を、もうちょっと誰かが救ってあげるべきだったんじゃないのって話」
(献金問題で高額な財産が減ったことについて)「たくさんあった財産が無くなったっていうのは、これはそんなに同情すべきか・・・ってのはあって。みんな1億円の資産ある人なんていないですから、そんなに。競馬でスッたって同じ」
「統一教会のいろんな手法は批判されるべき、家庭は統一教会なら救ってあげて、そうじゃない競馬(でスッた家庭)なら救わないって法はないでしょう…ていう議論ができないっていうことは結局、本質には関心が無い」
統一教会の高額献金問題と競馬での損失を同じレベルで考え、発言する。(山上容疑者のケースを「テロリストになっちゃったケース」とか言うのが、アホ軽)
片方は騙されての献金、もう片方はルール・情報は公開された公営ギャンブル。
統一教会では、信者には先祖供養とか世のためとか言いながら、実は、かなりの額をラスベガスですっていたという報道も出てきましたね。
韓鶴子総裁と教団幹部らが2008年から2011年にかけて米国ラスベガスのカジノを訪れ、日本円に換算して約64億円をギャンブルに注ぎ込み、約9億円の損失を出していたそうですよ。
一方、競馬では一定のルールで配分され、残りは公共的な目的で使用されている。(まあ、ワシもあまり好きではないですけどね。)
この二つを同列で論じる神経が分からない。
さらに言えば、ギャンブル依存症やそれに伴う家庭不安の問題に対しては、行政が窓口を設けて対応している。
しかし、統一教会の高額献金問題は、信者が騙されていることに気づかないケースが多いし、従って、行政などに救いを求めるケースが、これまでは少なかったわけです。
この三浦さん、どこまで現状を知ったうえで発言しているんだろうか。
問題は、この方に限らず、明らかに現状を知らないような方々が、コメンテーターとしてテレビなどで活躍しているけど、考え方として「正しい」「間違い」の前に、現実・事実を無視するような人々は、影響の大きい世界からは遠ざけていただきたい。
それが出来ないのであれば、直前のミーティングなどで事実確認を行ったり、それでも間違った発言があった場合には、番組内での訂正などを義務化していただきたい。
ただでさえ分断されている世論が、マスメディアの配慮のない放送などで、アメリカやブラジルのように、分断が進む事態は避けていただきたい。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<11月3日の誕生花>
花言葉:逆境に耐える、逆境で生まれる力
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