プーチンのドタバタは、他人事ではない。
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空でスタートしそうな感じです。
プーチン大統領が、「運命はロシアと共にある。住民は永遠にロシア人になる」と華々しく演説し、ウクライナの東・南部4州の併合を宣言したのは9月30日のこと。
ところが、翌10月1日、ロシア国防省は、ウクライナ軍の包囲を逃れるためドネツク州リマンから部隊が撤退したと発表するはめに。
なんとも、無様な事態に陥っているロシア。
とは言え、プーチンを抑えることは出来ないのも事実。
独裁を許すと、どういう事態になるか、良く見ておくべきでしょうね。
少し時系列でみてみましょう。
予備役の部分的動員令を発したのは、9月21日のこと。
4州で「住民投票」と称する活動が実施されたのは、9月23~27日。
兵士を伴うメンバーが戸別訪問で投票を強制した結果、ロシア編入を求めることに賛成する率が、87~99%とマンガみたいな結果になっている。皆さん、ご存知の通り。
ところで、21日に発した予備役の部分的動員令では、30万人規模の動員を目標にしているようだが、意外な事態になっている。
国内各地で、大規模な抗議活動のほか、関係施設で放火や、銃撃事件にまで発展した上に、動員を逃れるために旧ソ連諸国などへの脱出も加速しているらしい。
脱出先は、ジョージア、カザフスタンやEU圏内で、20万人以上に達したことが10月1日までに判明しているそうです。(内訳は次の通り)
カザフスタン・・・・・約10万人
ジョージア・・・・・・5万3136人
EU加盟国・・・・・・約6万6000人
このデータには、モンゴルとアルメニアの分は含まれていないが、ロシアのメディア「ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパ」は最近、大統領府筋の情報を引用し、ロシア連邦保安局(FSB)は計26万1000人と報告したと伝えている。
さらに、プーチン自身への信任の状況は、露独立系世論調査機関「レバダ・センター」が9月22~28日に実施した調査では、「プーチン氏の活動を支持する」と答えた人は77%となっている。
この数値、高いように感じられるが、侵攻開始以後3月から8月まで82~83%だったので6ポイントも減らしている。
また、戦場では、数日前に招集された兵士が、早くもウクライナ軍に投降したことが分かったとのことです。
この脱走兵は、自分は戦場に派遣されて3日目にウクライナ軍に捕らえられたと述べ、所属部隊の司令官には一度しか会っていないと話しているそうだ。
さらに、他の情報では、新たにウクライナに配備される兵士たちは、事前の訓練を受けていないというから、ロシア軍の統制が取れていないことが分かる。
ロシア国内での足並みの乱れが、徐々に明るみになっているが、果たして、こうした状況から、ウクライナからの撤兵に繋がるのか。
これまで、間に入って話し合いの場を作ることに尽力してきたトルコも、4州併合にはさすがに切れたようで、厳しいコメントを出している。
となると、停戦への話し合いの場の設定は、期待できない。
この先、ワシ等は、ロシア国内での崩壊が進むのをじっと待つしかないのだろうか。
さて、こうした国内外に混乱をもたらす独裁者・プーチンの存在を、ワシ等はよそ事・他人事として眺めていてはいけない。
大統領制、議院内閣制など政治制度の違いはあるが、安倍の独裁に見られるように、日本でも、プーチンのような独裁者が出現しないとも限らない。
党や権力者に迎合してしまう政治家が多数を占める政治体制がいかに危険なのか理解出来ると思う。
様々な政党、様々な政治家が、喧々諤々と議論をするような政治風土を、どのようにすれば作ることができるのか、真剣に考える時期にあると思う。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<10月3日の誕生花>
花言葉:望みの成就、達成、希望
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