ロシアからの献花。平和記念像の目に涙・・・。
皆さん、こんにちは。
五島地方、今日は、晴れ空でスタートしましたが、今は、曇り空です。
この写真、シカリさんには、平和記念像の目から涙が流れているようで、とても悲しそうに見えるんです。
像の前にある花は、ロシアのガルージン駐日大使が献花したものです。
8月6日広島、9日長崎の原爆記念日に招待されず、代理人を通じて献花をしたということです。
ウクライナでは、一方は「侵略された」と被害を訴え、ロシアは「解放した」と正当性を主張している。
今月2日、ロシアの代表団は国連本部で開かれているNPT再検討会議で、次のような演説をしています。
「大量破壊兵器による脅威から世界を解放するために大きな貢献をしてきた」
「核兵器のない世界という目標に取り組んできた」
「平和を維持し、世界の安全保障を強化するために責任を負っている」
一方では、2月27日には、プーチン大統領の指示を受け、ロシア軍は戦略核の運用部隊が「特別態勢」に入っている。
多くのロシア人たちは、ワシ等と同じ色んな性格を持つ人間の集団でしょう。
ところが、国のトップときたら、その言葉にひとかけらの信ぴょう性もない。
公式の場では、もっともらしい発言をしながら、その裏では、「核による威嚇」を行っている。
その言葉をうかつに信じると、とんでもないトラブルに巻き込まれかねない。
ロシアは、原爆記念日の式典への参加を希望していました。
でも、広島も長崎も、丁重にお断りをしました。
そのニュースに接した時には、とても複雑な思いに駆られました。
『一国でも多くの国の人たちに参加していただき、記念館などを見ていただいて被爆の実相を学んでほしい』と思っているからです。
でも、断らざるを得ない事態が発生している。
他国を侵略し、核による威嚇を行っている国を招待して、対外的な宣伝材料にされては、これまでの被爆者をはじめとする反核の取り組みを行って来られた方々の努力を無にすることになる。
仕方がない。
と自分に言い聞かせるしかない。
そんな折、ロシア大使の献花への長崎市の対応が報道されました。
献花をすることは市には知らされておらず、大使館に電話をし献花の事実を確認したそうです。
さらに、その報道で『献花に対する謝意を伝えた』ことも併せて知りました。
この一文で、何か救われたような気持になりました。
ニューヨークの国連本部で開催されている核拡散防止条約(NPT)再検討会議は26日までの日程となっています。
現地からの報道では、協議の成果をまとめる共同文書の作成に苦労をされているようですが、どうか、どうか、一歩でも前に進めるような内容で合意できるよう祈っています。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<8月20日の誕生花>
花言葉:あどけなさ、純潔、親愛の情
<画像は、ネットからお借りしています>