カルト団体規制の切り口は、あくまでも「違法行為」認定で。統一教会への対策。
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、晴れ空でスタートです。
実に巧妙に、丁寧に世界中に触手を伸ばしている統一教会。
多くの国民が被害を受けているだけでなく、政治・行政までゆがめられている可能性が出てきている。
こうした情報に焦ったシカリさんは、7月21日に次のような記事を投稿しました。(関係部分のみ掲載します)
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「国葬」反対! 「カルト宗教規正法」賛成! - 江戸っ子でぃ (hatenablog.com)2022,7,21
与野党を問わず統一教会との関係が取りざたされておりますが、潔白を証明したのであれば、与野党を問わず良識ある政治家は、こぞって、「カルト宗教規正法」の制定に動いて下さい。
世論がこれだけ怒っているのに、政治家が、のほほ~~んとしているのは、おかしいでしょう。
規制法の制定と同時に、全ての宗教団体への課税も実施すべきです。
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焦ってと言うか、アホと言うか、文字まで間違っている。
「規正」ではなく、「規制」ですよね。^^;
こうした投稿をしたにもかかわらず、『宗教団体の行為を判定するのは難しいだろうな』と言う思いを持っていました。
そんな時に、実に、ラッキーな記事が目に付いたのです。(ここも関係部分をつまみ食い的に掲載します)
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反社会的宗教団体を法規制”10個の基準”とは?フランス「反カルト法」は日本でも可能?(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
1995年、フランス政府が行ったのは「いい宗教」か「悪い宗教」か、教えの内容を判断するのではなく、その団体が反社会的な行動をしているかどうかでジャッジをする方法だった。
判断基準となるのは、以下の10項目。
(1)精神的不安定化 (2)法外な金銭要求(献金など) (3)元の生活からの意図的な引き離し (4)身体に対する危害 (5)子供の強制的な入信 (6)反社会的な説教 (7)公共の秩序を乱す行い (8)重大な訴訟違反 (9)通常の経済流通経路からの逸脱(高額な物品販売など) (10)公権力への浸透の企て
日本でカルトと言われる団体にも当てはまる活動ばかりだが、フランスではこの1つにでも該当すれば「セクト」、つまり「カルト団体」のリストに載ることとなり、1995年当時その数は172にも上ったという。
同志社大学神学部 小原克博教授: フランスの場合は日本とは違う形で、非常に厳格な政教分離をしてきたっていう歴史があるので、こういったもの(法律)も成立できるわけです。日本の場合、そもそも政教分離をどう考えるかっていうところの議論をしないと、こういった強烈な法案、法律って作れないと思うんですよ
逆にカルトと見抜けなかったのが、後に教祖が死刑にまでなったオウム真理教だという。
同志社大学神学部 小原克博教授: (当時は)専門家もですね、オウムは非常にユニークな宗教なんだからいいんじゃないかみたいな、非常に肯定的な意見を言った人も結構いますし。問題があるかっていうことをきちんと見分けるっていうことが非常に難しいと。それがオウムが教えてくれた教訓の1つなんですね
大阪大学大学院法学研究科 島岡まな教授: だから(宗教本体ではなく)違法行為を中心に考えればいい。フランスと全く同じような切り口でやっていけばいいと思いますし。本当に困っている人を助けましょうっていう精神なので。ぜひそのカルト法は必要だと思っています
UNADFI元副会長ジュグラ氏: 各国政府は、宗教という仮面の裏に“権力を握りたい”という思惑があることを認識しないといけません。カルトは自立した個人の人格を全否定し、自由意思を侵害しているのです
参考:UNADFI(カルト被害者と家族を守る協会)
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なるほどね~、って思いましたよ。
統一教会が、宗教団体を装っているのに、その論法に乗っかってしまい、「宗教団体」としての在り方を考えようとするから話は難しくなるんだよね。
上の記事にあるように、団体を判定するのではなく、「違法行為」の一つ一つをチェックすれば良いんですよね。
チェックしてみて、「違法行為」と認定が出来、その元をたどって、特定の団体に突き当たったら、その団体は「カルト団体」として認定される。
引用記事の冒頭にあるように、<「いい宗教」か「悪い宗教」か、教えの内容を判断するのではなく、その団体が反社会的な行動をしているかどうかでジャッジ>すれば良いんですよね。
あ~~~、まさにその通りだよ~。
アホだから、焦るばかりで気づかなかったですよ。
それにしても、コメントを寄せて下さっている先生方もいるじゃないですか。
こうした先生方と弁護団と政治家が一緒になれば、カルト集団を対象とした反社会的行為認定の仕組みは作れるんじゃないですか?(反社会的と言うとヤクザしか思いつかなかったですよ~)
「変な宗教」「悪い宗教」を対象とするのではなく、あくまでも反社会的行為を拾い上げ、その主体としての団体を反社会的団体として認定し、監視する。(ヤクザを対象とした規制はされているようですが、同じじゃないですか)
臨時国会も始まるようですが、『自民党の誰それが、こんなことを』と追及するのも良いですが、何より「被害の深刻さ」「救済の必要性」を国会として共通認識を持てるような質疑応答をお願いしたいですね。
そこで、「救済しなくては」「国会として対応しよう」となれば、必然的に現状調査などが必要となるわけですから、『どこの誰それが』と言うのは、そこで出てくれば良い話。
ぜひ、自民党にも残っているであろう良識ある議員と野党の議員が一緒になって取り組めるような流れを作っていただきたい。(このことが安倍派の追い落としに繋がると思います。)
繰り返しますが、野党は、テレビ報道から仕入れたネタでの「追求のための追及」ではなく、上に書いたような、確実にカルト規制につながる取り組みをしていただきたいです。
頼んます!!
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<8月2日の誕生花>
花言葉:繊細、優美、教育、信頼
<画像は、ネットからお借りしています>