マスメディアの大騒ぎに比較して国民は冷静だった。【安倍元総理殺害事件】
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日も、晴れ空でスタートです。
8日に起きた安倍元総理への銃撃殺人事件。
あまりの衝撃で、各方面に大きな影響を与えている。
その中でも、大手テレビ局の対応には、そのピントのズレ具合、感情をあらわにした対応、選挙期間中にもかかわらず偏った番組編成などで混乱ぶりが目立った。
まずは、何がピントがずれているのか。(意図的にずらしたのかもしれませんが・・・)
それは、殺人の背景・動機をめぐる位置づけの問題。
犯人は、安倍元総理に対して発砲後、逃げもせず抑え込まれ逮捕された。
そして、夕方には犯行動機として、『特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元総理が関係があると思って狙った』との供述の一部が流れて来た。また、その前には『安倍元総理の政治信条などには関係ない』旨の供述も漏れ伝わってきていた。
もちろん、これだけで事件の背景を「その時点」で理解するのは難しい。
とは言え、マスコミも政党関係者も、ほぼ異口同音のように、次のような言葉を並べていた。
<民主主義への挑戦だ!>
<暴力で言論を抑えることは許されない!>
犯人が、『個人的な恨み』という旨の発言をしているにもかかわらず、『民主主義』とか『言論の自由』を絡めて事態を壮大化しようとするのは、いささか理性の欠如すら感じる。
そのことは、多くの国民が感じていたようで、次の記事にデータを示して記述されているので、長い引用ですが、ぜひ、ご一読ください。(引用記事の前半のみ掲載しています。)
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安倍元首相銃撃の特番ラッシュ テレビ局の編成はこれで良いのか?
鈴木祐司(次世代メディア研究所代表/メディアアナリスト)
7/10(日) 8:15
8日に起こった安倍晋三元首相の銃撃について、テレビ各局は報道特番を長時間放送した。
その結果、放送予定だった番組が休止された。
フジテレビ『坂上どうぶつ王国』、日本テレビ『竜とそばかすの姫』、テレビ朝日『マツコ&有吉のかりそめ天国』、TBS『この歌詞が刺さった!“グッとフレーズ!”』などだ。
ただしテレビ東京はほぼ通常の編成だった。
午後帯で速報を入れることはあったが、夜帯はアニメやバラエティなどを普段通りに放送した。これらに対してSNS上では、「テレ東に感謝します!」「各局何時間も特番流すほどの情報が何かあるわけ?」などの声が寄せられた。
この日の視聴率動向をみると、SNS上の発言が裏付けられる。
夜帯の報道特番は、必ずしも見られていなかったのである。どうやら特番ラッシュは、正しい編成とは言えないようだ。
持続しなかった関心
この日の視聴率推移を、前4週平均と比較してみよう。
ビデオリサーチより早く数字を公表するスイッチメディアのデータで比べてみる。それによると、この日の12時台は個人視聴率で4%ほど上昇し、18時台までほぼその高さを保った。
ところが夜帯に入ると次第にリードは失われ、22時台では普段と同じ水準に戻ってしまった。
元首相の銃撃という大事件であることは間違いないが、ほぼ全局による10時間を超える特番ラッシュはさすがに厳しかったようだ。
これを年代別にみると、若年層ほどその傾向が強かったことがわかる。
まず65歳以上の高齢者は、多くの人がテレビに反応した。
事件発生直後の12時台に7%以上高くなり、その後9%以上高くなることもあった。ところが夕方で6%台、19時台4%弱、21時台2%弱と差はみるみる縮まった。
コア層(13~49歳)では、その差はかなり圧縮される。
午後帯で3%前後、20時台2%、21時台1%弱と推移し、22時台では前4週を下回ってしまった。
これがT層(13~19歳)だと、より極端になる。
午後帯は1~2%高いが、19~21時台は1%未満となり、22時以降は普段より低くなってしまった。見るに値する番組がテレビにないと、スマホなど他のメディアに逃げていた可能性が高い。
SNSでは厳しい声
この辺りの理由は、ツイートに散見される。
「各局、似たような内容ダラダラやる意味無い」
「何時間も同じ事の繰り返しリピート報道だけは勘弁してもらいたい」
「情報が足りない中で放送する意味はあるのか」
「真相は分からないしタラレバで同じ事の繰り返しみたいな内容で正直ウンザリ」
「テレビ報道は予想通り。繰り返しが多く、中身は薄い」
まず目につくのは、同じ内容を延々繰り返すことへの拒否感。
それでも事件発生直後から夜9時くらいまでは、概ね全年齢層が前4週平均より視聴率が高かった。衝撃的な事件だけに、事件の発生を知りテレビをつけた人は多かった。帰宅後にチャンネルを合わせていた人も少なくなかった。
ただし何時間も見続けた人は多くなかったようだ。
次に放送内容に対しても、違和感を持った人が少なくなかった。
「人が撃たれる直前を何度も流す神経がわからない」
「安倍元首相の功績を讃え、何度も繰り返して一向に他のニュースが流れない」
「各党党首が『言論に対する批判を断固として許さない』『民主主義の破壊』と判で押したようなコメントに違和感」
「安倍晋三という人物は偉大だったのか?」
「選挙戦の真っ最中のメディアの偏向報道はいかがなものか」
<後半は省略します。全文を読みたい方は、下記を検索ください。>
安倍元首相銃撃の特番ラッシュ テレビ局の編成はこれで良いのか?(鈴木祐司) - 個人 - Yahoo!ニュース
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この記事の後半に国民の声がツイートとして掲載されていますが、これを読んでワシは、ある意味安心しました。
もちろん、こうした声は多数ではないかもしれませんが、冷静に判断している国民がそれなりにいることやそれをこうして形にしてくれる専門家がいることは、混乱の中で希望に繋がります。
ロシアでは、「侵略戦争」を「特別軍事作戦」と言い換えて自国の若者を死に追いやるプーチンの蛮行を多くの人々が認めている。
目と耳をふさがれた人々にとって、当然の帰結なんだろう。
日本も、かつてそのような状態を経験している。
二度と繰り返してはならない。
さて、今日は参院選の投票日です。
マスコミが煽る情動ではなく、各政党のこれまでの働きや目指す未来がワシら国民の幸せに繋がるのかをしっかり見極めて投票しましょうね。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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