プーチンにネタを提供する自民党議員。『感謝のカツアゲ』^^;
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、晴れ空でスタートです。
26日、国連のグテレス事務総長は、モスクワでプーチン大統領と会談し、ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所に避難している民間人の退避に、国連と赤十字国際委員会が関与することに同意したそうです。
これまでも、幾度かウクライナ・ロシアの双方で「人道回廊」開設の確認はされたものの、ほとんど機能していない中、国連・赤十字の関与への合意は、嬉しい情報です。
1000人とも言われる民間人たちが、無事避難できることを祈ります。
ところで、今日のメインのネタは、そこではありません。
25日にウクライナ外務省がツイッターで「ある国々」に感謝を述べたそうですが、それを見て日本の国名が掲載されていないことに自民党議員たちなどが大騒ぎをしているそうですね。
この画像には映っていませんが、右側に「ある国々」の名前が掲載されているそうです。
ところで、ここにどのように記載されているのかと言うと・・・。
《ヴァレリー・ザルジニー司令官「多難な時代のなかで支援し、変わらず支持してくれるパートナーたちに大変感謝しています」》
ウクライナ軍の司令官名で「パートナー」の国々への感謝を述べているわけです。
自民党の山田宏議員は、この投稿を引用し、こうツイートしたらしい。
《ウクライナ政府が感謝している国々の中に日本がない。外務省を通して確認しています》
また、ヒゲの佐藤正久議員も、《ウクライナ外務省の感謝ビデオに、支援国の中に日本国無し。これはダメだ。現地の日本大使館を通じてウクライナ外務省に申し入れ中。今朝の自民党部会でも問題になった》と自民党の状況も投稿したそうです。
この騒動に関して、ネットでは、次のような反応が・・・。
《防弾チョッキなどお送りしていますし、心から応援していた日本人にとって不快なことに変わりありません》
《金は欲しいが感謝はしないと、言うことか!わかりやすいな》
《国民の税金から防衛省を通じての支援ですので抗議は当然だと思います》
と、自民党議員らを支持、あるいは同調する声が出ている一方で・・・。
《国を守ろうと人々が死に物狂いで戦っているのになんでそんなに偉そうなんですか?》
《いつから日本は感謝されなきゃ手を貸さない国になったんだろ》
《感謝のカツアゲを止めろ》
との声も出ているようですね。
一方、政府見解としては、松野官房長官は、次の通り説明しています。
「本件は軍事支援の文脈において支援への謝意が示されたものと推察をしています」
普通に、ウクライナの感謝ツイートの文章を読めば、軍事的に「パートナー」と言える国々に向けて、司令官が感謝していることが読めると思うのですけどね。
日本は、ウクライナと軍事的に「パートナー」と呼び合える関係でしょうか?
例え、パートナーだったにしても、『支援したんだから感謝の意を表せ』とは、なかなか言わないものですよね。
個人的に誰かにプレゼントする場合、見返りを求めず『気持ちを届ける』場合もあるし、見返りを求める場合もある。
ただ、国家レベルになると税金を使っての行為なので、『感情』で推し量れる行為ではないはず。
事前に、支援のメリット・デメリットをキチンと計算して行動に移すのが普通でしょう。
つまり、ややこしい状況の中で、『支援』するということは、当然それが国益に繋がる行為でないといけない。
そして、それは相手国の「感謝」を期待しての行為ではなく、支援すること自体が意義があるのであって、むしろ、『支援を受け止めてくれてありがとう』と言わなければならないくらいだ。
戦争でグダグダになっている国に対して、支援品を送ったからと言って、『おい、感謝の一覧に名前がないじゃないか』なんて・・・。
少なくとも、『美しい国・日本』の民は、そんな下品な真似はしない。
つまり、自民党の国会議員たちは、『美しい国・日本』の民ではないということでしょうね。
実に、見苦しいですね。
さらに、もう一点指摘するならば、混乱の最中にこうした『内輪もめ』みたいなゴタゴタを敵に見せるということは、アホな行為。
自民党内部と自分たちの支持者のことしか目に入らず、自分たちの愚かな行為が、即座に世界に広がっているということが認識できないのだろう。(この人たちは、軍事費の増額要求はするけど、マジで戦争の時には使い物にならない人間たちだよ。)
プーチンに混乱を見せ、勇気づけるだけの話しだよ。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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