詩『母のいる風景』
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空?凄い濃霧でスタートです。霧にむせぶ朝~~♪
今日は、久しぶりに政治に関係ないネタを上げたいと思い、自己満足の「詩」をアップします。
この詩は、母が亡くなる2年前に書いたものです。
当時、父と二人暮らしだった母が、『お父さんと暮らしたくない』と、我が家に来た時のことを書いています。
我が家に来たと言っても、三日目には『帰る』と、父のもとに帰ったんですけどね。^^;
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母のいる風景
夫婦二人きりの狭い我が家に
母が来た
しきりに、「落ち着くね~」と言っては
寝る
1時間ほどして起き
別の部屋に行き
「落ち着くね~」と言っては
また、寝る
退屈だろうと
孫の写真を見せても
弟の妻の名前を言い
「似てるね~」と喜んでいる
会話はかみ合わず
暮らしの時間もかみ合わず
視線はむなしく交差し
ただ
ひと時でも
母に落ち着く場を与えることが出来たのであれば
これほど嬉しいことはない
会話もなく
ただ、ただ
あっちに行っては寝
こっちに来ては寝
枕を抱いて歩く母の後ろ姿が
いとおしい
そんな風景が
懐かしい
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今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<4月25日の誕生花>
ブルーベル
花言葉:謙遜、変わらぬ心
<画像は、ネットからお借りしています>