江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

やっちまった~~。神様、ご先祖様、御免なさい。

 

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、小雨そぼ降る御堂筋~♪、って感じの空模様でスタートです。

 

 

 

 

この前の火曜日のことですが、シカリさんは大きな失敗をしでかしてしまいました。

 

 

なんで?

 

 

なんで、後悔は先に来てくれないんですか?

 

 

 

何があったのかと言うと、火曜日のことですが・・・・、あ~~やっちまった~~。

 

 

何度、思い起こしてもバカなことを・・・・。

 

 

火曜日、燃やすゴミを出す日なんです。

 

 

ゴミ出しを終えたシカリさんは、買ってきた野菜の苗に水やりをしていたんですが、どこからともなく子どもの泣き声が聞こえて来るではありませんか。

 

 

それも、かなりの大声で泣いている。

 

 

近所にあんな子供はいないんだけど、通学途中の子どもたちがケンカでもしたんだろうか、と思っていました。

 

 

普通なら、ケンカをしながらでも学校に向かって移動するはずですが、泣き声は動かない。

 

 

水やりを終えたシカリさんは、やはり気になり泣き声の方へ。

 

 

シカリさんの家は、道路のすぐ横なんです。

 

 

と言っても、家と道路の間には、シカリ家の駐車場と花や椿、キンカンなどの木が植わっているスペースがあります。そして、水やりをしていたのは、家の裏の畑。(ややこしいな~。並びとしては、道路、駐車場、家、畑ですね)

 

 

行ってみると、小さな、1・2年生くらいのランドセルを背負った男の子が、一人で泣いていました。

 

 

 

周囲には誰もいなくて、シカリさんとしては無視できず、近寄り、しゃがんで挨拶をしました。

 

 

「おはようございます~」

 

 

すると、泣いていた子も、ひくひくしながら・・・。

 

 

「お・は・よ・う・ご・ざ・い・ま・す」

 

 

とちゃんと応えてくれる。

 

 

「どーしたとー?友達と、はぐれたの?」

 

 

「ううん」

 

 

「お兄ちゃんたちとはぐれたの?」

 

 

「ううん」

 

 

「一人で、学校に行けないの?」

 

 

「ううん」

 

 

「何年生ね?」

 

 

「2年生」

 

 

「ここまでは、誰と来たの?」

 

 

「お母さん」

 

 

「お母さんは、帰ったの?」

 

 

「うん」

 

 

「じゃあ、一人で学校に行かないと」

 

 

「いや」

 

 

「じゃあ、お家に帰る?」

 

 

「いや」

 

 

「学校に行かないと、お友達とか先生が待っているよ」

 

 

「いや」

 

 

泣きながら、キチンとたたまれたハンカチで涙をぬぐっていました。(几帳面だよ。^^;)

 

 

「どうした?学校には行きたくないの?」

 

 

「うん。行きたくない。」

 

 

「じゃあ、お家に帰ろうか。」

 

 

「いや、帰りたくない。」

 

 

この段階で、シカリさんは、はたと困ってしまいました。

 

 

そうこうしているうちに、山ノ神も出て来て、ゴミ出しに来た近所の女性も近寄ってきてくれました。

 

 

山ノ神が、声をかけました。

 

 

「学校に行かないと、お友達が心配するよ~」

 

 

「お友達は、いないもん」

 

 

「そーかー、いないのか~。1年生の時もいなかったの?」

 

 

「いたけど・・・」

 

 

「そーかー、クラスが別々になったのか~。じゃあ、休み時間に遊びに行けばいいじゃない。」

 

 

「・・・・・」(何も答えず、真剣に考えていました。)

 

 

寄ってくれた女性に、ある程度事情を説明し、三人で声掛けを続けたのですが、シカリさんがやらかしたのは、この時です。

 

 

「あのね~、泣いてここにずっといると、心配してお巡りさんが来て連れていかれるよ~」

 

 

すると、山ノ神が付け加えました。

 

 

「パトカーに乗せられて連れていかれるよ~」

 

 

その時には、何とか、学校か家に行かせたくて必死で、自分の過ちに気づきませんでした。

 

 

もう一人の女性が言いました。

 

 

「時間も時間だし、学校に連絡したほうが・・・。」

 

 

シカリさんは、飛んで家に入り電話番号を調べ、すぐさま電話しました。学校では、すぐに状況を理解してくれて先生を寄越すとのことでした。話しぶりでは、初めてではないような感じでした。

 

 

電話が終わり子どもの所に行っていると、まず、来たのは男の子のお父さんで、続いて、先生らしい人が走ったり歩いたりしながらやって来るのが見えました。(シカリさんの家から学校までは、300mもないくらいなんです)

 

 

若いお父さんは、申し訳なさそうに目礼をして子供に近づき、「学校に行かんば」と説得にかかりました。

 

 

そして、やっと、たどり着いた先生が、男の子を「行こうね」と言って体を学校に向けると、素直に歩き出したのです。

 

 

シカリさんも安心して、男の子の両肩を持ち、「行ってらっしゃい」と見送りをしました。

 

 

お父さんは、申し訳なさそうに「すみませんでした」とお詫びをしながら車で帰りました。

 

 

おそらく新学期でクラス替えのあと友達が出来ず、なんとなく学校に行くのが嫌になっていたのでしょうね。

 

 

そんなことを山ノ神と話しながら家に帰り、ふと、気付いてしまったのです。

 

 

『あの言葉は、脅迫じゃないか。』

 

 

柔らかい言葉遣いだったにしても、「お巡りさん」と言う言葉を持ち出し、暗に「怖い」イメージを背景に「意思決定」を強要したのです。

 

 

いい年して、なんてことをやらかしてしまったんだ。

 

 

男の子とお巡りさん御免なさい。

 

 

そして、これまでワシの人生を御見守り下さった神様、ご先祖様、御免なさい。

 

 

以後、気をつけます。

 



 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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ニゲラ

花言葉:当惑、ひそかな喜び

<画像は、ネットからお借りしています>