江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

アカデミー賞「平手打ち事件」、片手落ちな処分から見えるもの。

 

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、小雨模様でスタートです。

 

 

 

 

3月27日(アメリカ現地時間)に開催された第94回アカデミー賞授賞式で起きたウィル・スミスさんによる『平手打ち事件』について、アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーは8日、スミスさんについて、今後10年間授賞式の出席を禁止すると発表しました。

 

 

この事件については、シカリさんも記事にしていましたが、予想通りスミスさんだけが問題視され、司会者のクリス・ロックさんの言葉の暴力問題は不問のようです。アカデミー賞を賑わした『平手打ち』。 - 江戸っ子でぃ (hatenablog.com)2022,3,31)

 

 

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最初、シカリさんは、この様子を眺めていて、アメリカ人は『物理的暴力』には厳しいけど、『言葉の暴力』には寛容なのだろうか、と思っていました。

 

 

しかし、その後の報道を見ているとそうでもないらしく、色んなコメンテーターやネットユーザーも、ロックとスミスの両方が悪かったと批判していたみたいですね。

 

 

にもかかわらず、アカデミー賞側としてロックさんを不問としたのには何らかの理由があるんでしょうね

 

 

そんな疑問を抱いたときに目に飛び込んできたのが、『ウィル・スミスを激怒させたクリス・ロックは「非言語性学習障害」だった』<ニューズウイーク、4/4(月)>と言う記事。

 

 

何でも素直に受け入れないシカリさんは、この記事を読んで、『ロックさん自身が自分の発言の言い訳として障がいがあることを公表したのだろうか』『ロックさんが障がいを持っていることを知っている誰かが、ロックさんをかばおうとして公表したのだろうか』『アカデミー賞側が、ロックさんの抱える事情を公表したのだろうか』などと裏事情を考え始めました。

 

 

それで、記事を隅々まで読んで、誰からの情報なのかを探ったのですが・・・。

 

 

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<関係個所を引用>

 

女優でプロデューサーのオースティン・ハイスミス・ガーセズは3月31日にこうツイートした。「クリス・ロック自身に障がいがあったというのを初めて知った。アスペルガー症候群に似たNVLDだそうだ」

 

コメンテーターとして活躍するエイミー・ダッシュも29日、ツイッターに「クリス・ロックにとっては、非言語性学習障害の診断を受けていることや、それが対人関係に与える影響について、世間に関心を持ってもらういい機会だ」

 

プロデューサーのホリー・ソレンセンも28日、こうツイートした。「クリス・ロック非言語性学習障害を抱えている」 「これは神経学的な病気で、人の気持ちを読んだり適切な応対をすることがうまくできない」

 

<以上のような引用の上で、この記事を書いた「アンダーズ・アングルシー」さんは、次のように結んでいる。(シカリ注)>

 

ロック自身、過去のインタビューでNVLDの診断を受けたことや障害にまつわる体験について何度か語っている。

例えば昨年5月には芸能ニュースショー「エクストラ」に対しロックは、友人からアスペルガー症候群なのではと言われて診断を受けたと語っている。

*********

 

 

この記事の流れで、いち早くツイートしたのは28日のプロデューサーのホリー・ソレンセンさんと言うことになるが、少なくともかなりの人たちがロックさんの抱える不安を知っていたことは確かなようですね。

 

 

ただ、誰かがロックさんの事情を説明しようと公表したわけではなく、この記事を書いたアンダーズ・アングルシーさんと言う方が、この障がいについて知ってもらう機会にしようと考えて筆を執った、と言う印象を受けました。

 

 

ところで、別の記事によると、ロックさんは以前にもテレビの番組で同じような過ち(他の出演者を揶揄し問題となった)を犯した経験を持つそうですね。

 

 

シカリさんは、非言語性学習障害と言う障がいについての知識は全くありませんでした。

 

 

この記事の範囲で推測すると、『人の気持ちを読んだり適切な応対をすることがうまくできない』と言うことは、『他人の気持ちが読めない』『その場の空気が読めない』『間が取れない』などという弊害を持つ障がいなのでしょうか。

 

 

でも~~、それでコメディアンが務まるのかな~。人を揶揄するという行為は、他人の反応を予測できるから行う行為じゃないのかな~。<シカリさんの独り言>

 

 

シカリさんの独り言は無視して、確かに、そのような特性のある障がいがあったとなるとロックさんを責めるのは、少し酷かな、と言う気持ちになりますね。

 

 

ただ、問題なのは、ロックさんの事情を知っているはずのアカデミー賞側の対応ですけどね。

 

 

アカデミー賞側には、障がいの特性を知ったうえで、働く現場で事故が起きないように、本人にも周囲にも負担がないような配慮をするべき義務があったのではないかと思いますけどね。

 

 

そうすれば、スミスさんも加害者にならなくて良かったかもしれないんですよね。

 

 

そうした観点から言えば、スミスさんの処分と同時に、運営者としての様々な反省も述べるべきでしたね。(運営上、迷惑をかけたとは言っているようですが)

 

 

世界に対して「正義」を主張するアメリカの象徴的な団体が、自らの非は説明せず、一人の人間を悪者にして幕引きを図るなんて、卑怯としか言いようがない。

 

 

ひょっとしたら、こうしたご都合主義は、アメリカの体質なのかも・・・。(拡大しすぎや~。^^;)

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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