江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

ロシアのウクライナ侵略を止めるシナリオ

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、晴れ模様でスタートです。

 

 

 

ロシア軍のウクライナ侵略が始まって、早いものでもう2週間になります。

 

 

南部の主要都市の多くをロシア軍が掌握し、原発施設、原発研究施設なども押さえられている。

 

 

当然、世界中の人々が「早く終わらせて」と声を上げ、著名な人々が動いている。

 

 

果たして、どのような事態になれば収束するのだろうかと、飛躍した妄想に駆られる。

 

 

  • ウクライナがロシアの要求を受け入れる。→あり得ない。
  • プーチン・ロシア軍が自主的に撤兵する。→これも、あり得ない。
  • 第三国が仲介し停戦する。→あり得る。
  • 有効な動きがなく、長期化する。→あり得る。

 

 

こうした事態を想像するのは、シカリさんだけでなくヨーロッパの人々の中にもいるようで、ドイツのフリードリヒ・エーベルト財団の Marcel Röthig氏は、「どの戦争にも終わりがある。それは通常、和平交渉を通じて達成される。私はウクライナとロシアが近いうちに和平合意し、ロシアと欧米各国の間にも合意がなされるものと信じる。ただ残念なことに、状況はまだその段階に達していない」と述べ和平交渉による停戦に期待を寄せている。

 

 

具体的には、Röthig氏は調停役として中国政府の重要性を強調し、「中国はヨーロッパ市場が不安定化することを望まない。また、中国はロシアにとって唯一の経済的パートナーであり、プーチンは中国の支援がどうしても必要だ」と述べている。

 

 

中国による仲介は、多くの国や政治家も予想しているし、期待している。

 

 

しかし、シカリさんは、期待していません。

 

 

プーチンが「仲介」を受け入れる事態と言うのは、何らかの戦況への「不安」をプーチンが感じた時になるだろうが、中国が仲介に入った場合、そうしたプーチンの不安はないものとして隠され、ウクライナの妥協のみに焦点を当てた交渉になるのは目に見えている。

 

 

当然のことだが、プーチンの犯罪も問われなくなる可能性が高い。

 

 

つまり、ウクライナは様々な譲歩案を飲まされて、結果的には、プーチンは野放しにされ、将来への大きな不安が残されるだけになってしまう。

 

 

シカリさんが期待するのは、「短期限界説」です。

 

 

旧ソ連ヨシフ・スターリン最高指導者によるフィンランド侵攻では、スターリンは人類の運命を重要視するような人物ではなかった。だが、40日後、彼はフィンランドへの侵攻を停止した。大国ソ連にとっても、当時の損失は甚大だった。フィンランドを迅速に征服することができず、持ちこたえることができなかった』

 

 

これも、前出のRöthig氏が指摘していることだが、そうであれば、ウクライナにとっても望ましい形ではないかと思う。(フィンランドとの冬戦争は、何度かの波があったが、Röthig氏が指摘している40日と言うのは、「スオムッサルミの戦い(1939年12月7日~1940年1月8日)のことを意味すると思われます。なお、この冬戦争は、その後も続き、最終的には3月13日にフィンランドの勝利で終わっている。)

 

 

この時には、フィンランド軍が粘り強かったことなどでソ連軍は敗れ去っているが、今回の場合は、後方体制の脆弱性が弱みとして出るのではと思われます。

 

 

ロシアの経済が虚弱体質であることは、知られているが、ここに来て、経済の内部崩壊の危機も出てきている。

 

 

となると、短期限界説の可能性が高まってくるように思える。

 

 

ロシア国内では、諸外国からの経済封鎖による影響は、直後から出ていて、2月25日の給料日に給料の支払いが出来なかったという大手物流会社の情報も出ている。

 

 

また、ロシア通貨ルーブルが急落し、市民の間に動揺が広がっていて、銀行には預金を引き出す人が殺到し、外貨だけでなく、自動車、貴金属を買って資産防衛を図ろうと躍起となっているとの情報があります。

 

 2月28日(1ドルの買値)

  午前の開店時の85ルーブル

  昼前には90ルーブル

  (1月20日の買値76ルーブルと比べて約2割下落)

 

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こうした経済不安のみならず、エリート層のプーチンへの反発も高まる一方で、ロシア国内での反戦デモも各地で数千人規模で行われるようになってきている。

 

 

しかし、一般勤労者層への浸透は進んでおらず、内部崩壊を期待できる状況にはない。

 

 

ロシア国内の反プーチンを叫ぶ人々については、弾圧すれば何とかなるレベルでしかない。

 

 

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事態が動くには、各地で数万、数十万単位でのデモが起きない限り可能性はない。

 

 

ただ、ルーブルの価値の低下や物価高が続き、しかも、金融機関の機能停止による給料の支払い停止などが続発すれば、その可能性は一気に高まるでしょう。

 

 

プーチンにとっての第一のハードルは、今月の給料支払い日(25日)ではないでしょうか。

 

 

それにしても長すぎる。

 

 

人道回廊も機能せず、一般市民の犠牲も増えるばかり。

 

 

これも、あり得ないかもしれないが、プーチンの家族がプーチンを説得して撤退するというストーリーでも実現してほしいものである。

 

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愚痴が専門のシカリさんですが、ついに、妄想を語るようになってしまいました。

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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