混乱に乗じて「核武装」「防衛費増額」
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、晴れ模様でスタートです。
ウクライナ問題で中国やインドの国連での対応には、今さらではあるが、ガッカリさせられた。
ウクライナの現状に関する情報に接することができる世界中の多くの市民が、ロシアの国民も含めて「ロシア侵略止めろ」との認識が高まっているのに、ロシア非難決議に際して棄権してしまった。
独自のルートで、ロシアにブレーキをかけているとの情報にも接しない。
なんとも無責任と言うか、人道を無視したうえでの国益は、ロシアと同一のものになりかねないという危惧を持たないのだろうか。
ところで、我が日本では、自民党の茂木幹事長は「BS朝日日曜スクープ」で、「GDPと比べて何%っていうことよりも、本当にこれだけの脅威があると。新たな脅威が生まれていると。そこから国民、主権、領土これを守りきるには、どれだけの体制が必要なのか、その体制をつくるためにはどれだけの予算が必要なのか、こういう発想に変えていかなくちゃいけない」 と述べたそうで、火事場泥棒も良い所だ。
さらに、岸田首相は「核共有」については「議論しない」と言っていたにもかかわらず、「日本の安全保障の基盤である日米同盟がどうあるべきかというなかで議論されるべきテーマだ」と言っている。
つまり、「話の流れでは、議論をする」ということだろう。
つまり、自民党では、総裁の言うことと幹事長の言うことが違うということ。
さて、どちらが嘘を言っているのだろうか。
この点については、ぜひ、国会でも取り上げていただきたい。
シカリさんが、今回取り上げるのは、防衛費の枠の問題です。
これまで、国会でさんざん議論して「GDPの1%以内」と言うラインで落ち着いていたにもかかわらず、ウクライナ問題をきっかけとした混乱を利用して、その枠を破壊しようと企んでいる。(2021年度防衛費は、すでに1.24%まで増大している。)
安倍政権以降、国民の所得は上がらないのに、防衛費だけは、どんどん上がっている。
茂木幹事長がこのような発言をする背景には、アメリカからの「GDPの2%まで上げるように」との要求があることと、GDPそのものが上がらなくなってしまい防衛費を上げる理屈が立ちにくくなっているという事情もあるのだろう。
だが、この混乱に乗じての発言は許されないことだ。
実は、ウクライナも2014年以降、防衛体制の充実に努めている。
自国の予算だけでなく、アメリカを始めとするいわゆる西側の国からの武器供与も含めて、相当な力量をつけていたと言われている。
しかし、「侵略をする」と言う「狂気の決断」が出来る指導者の前には、どのような防衛力も完全ではない。
これは、ロシアだけの問題ではなく、相手国がどこであろうと言えると思う。
陳腐と言われようが、現実的でないと言われようが、日常的な国際連携を強めるのが第一だと思う。
利害が対立する特定の国同士では、話し合いが出来なことがあり、それで戦闘に発展してきた歴史がある。
それでも、お互いが窮地に入り込むことがないような仕組みづくり、ブレーキをかける仕組みづくりしか打開策はないと思う。(国連の改革が可能であれば、一つの手段ではあると思うが・・・)
日本維新の会や自民党の一部が積極的に核武装を言い出しているが、基本的に地道に「話し合いで打開策を見つける」という作業が苦手な、いや、嫌いで幼稚な政治家たちは、どうしても「強さ」に頼ろうとする。う~~ん、残念!
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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