「何かおかしい」と言われている人
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、晴れ模様でスタートです。
アメリカでは、プーチンの健康状態について「何かおかしい」という分析が政府レベルで行われているようです。
米上院情報特別委員会のルビオ上院議員はツイッターで「本当はもっとお話ししたいが、今言えるのは誰もが分かる通り、プーチン氏は何かがおかしいということだ」と発信したそうです。(共同通信、2月28日)
この情報は、ルビオ上院議員の個人的見解ではなく、政府報告を受けたうえでのものだそうです。
この「何かおかしい」と言う文言は、何を意味するのでしょうか。
何に対して、何が違うというのでしょうか。
単純に判断すれば、「ブレーキが利かないかも」という警鐘のようでもありますね。
ロシアのウクライナ侵略問題で、現時点で世界が最も恐れていることは、「プーチンが核兵器を使うこと」ではないでしょうか。
先ほどの「何かおかしい」という疑問符は、人々の想像を「そこに」導くという効果がありそうですね。
もう一つ、これまでの経過について、「そのせいで、こんな展開になっている」と納得したくて紡ぎ出された言葉のようでもある。
簡単に言えば、冷静な判断が出来ない状態で開戦に踏み切り、やがて、核兵器使用と言うとんでもない判断をする可能性がある、と言うことでしょうか。
いずれにしても、恐ろしい事態ではあります。
その情報の真贋を確かめる術を持たない身としては、すなおに受け入れ、怯え、身構えた方が得策でしょうね。
ところが、我が日本では、その怖れられるプーチンと同じレベルを目指すべきと主張する政治家が、ゾロゾロ出て来た。
つまり、「何かおかしい」レベルの人間と同じ政治手法を目指すというのだ。
「核ミサイルを配備する基地を持つ必要はないと思うが、米国の原子力潜水艦をリースしてもらうとか、そういう議論をすべきだ」(2月28日、大阪市役所での記者会見で)
安倍晋三・前総理(もう画像は省略)
「NATO(北大西洋条約機構)でも、ドイツやベルギー、オランダ、イタリアでも『核シェアリング』をしている。自国にアメリカの核を置いていて、落としに行くのはそれぞれの国」
「日本には非核三原則があるが、世界がどのように守られているか議論することをタブー視してはいけない」
この二人以外にも、有象無象の政治家や評論家を名乗る者共が同じような発言をしている。
「何かおかしい」に憧れる人々、とでも言えばいいのだろうか。同質と言えばいいのだろうか。
さらに、宮城県の村井知事は、28日の記者会見で次のように述べて『反戦、反核、9条堅持』を主張する人々を暗に批判するような姿勢を見せている。(シカリさんの勘ぐりすぎでしたら、御免なさい。)
「一方でこれが厳しい国際社会の情勢なのだろう。日本もいつ同じような状況になるかもしれない。まさに『平和ボケ』といわれるような状態ではダメだろう」(ロシアの侵攻を批判したうえで)
世界中の指導者たちが「戦争」「核兵器使用」と言う事態に敏感になり、最悪の事態を回避するためには、どうすれば良いのか知恵を絞り、連携しているさなかに、「やはり最後は武力だ」「核による自衛は必要だ」と主張する日本の政治家の面々。
こうした発言は、プーチンの手段・戦略を肯定しているということに気づかないのだろうか。しかも、情報は世界を駆け巡る時代なのに、それにも気づいていない。
このピントのズレ具合こそ『平和ボケ』そのものだ。(この程度の発言をして、気の利いたコメントをしたつもりでいるんだろうから、世界に対して恥ずかしいよ。)
決して、政治の中枢に据えてはいけない人々だ。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<3月2日の誕生花>
花言葉:同情、思いやり、共感
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