江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

コロナ禍、最大の混乱の始まりか。でも、基本を守って乗り切れる。

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日も、曇り空でスタートです。

 

 

大方の専門家の皆さんの予想通り、オミクロン株による感染拡大が全国を席巻しだしましたね。

 

 

「広がらないでほしい。」というワシの情緒的望みなど何の役にも立たない。

 

 

そんな世間の厳しい現実の中、我が家の木々には春を告げる花たちが、ボチボチと開き始めていました。

 

 

<ウメ>

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<椿・玉の浦>

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ところで、新型コロナも2年を経過して、ワシみたいな素人にも、その性質などが少しずつ分かってきましたよ。

 

  ・ ヒトコロナウイルス SARSCoV−2 による感染症であり、発熱、呼吸器症状、倦怠感、頭痛、消化器症状、⿐汁、味覚異常、嗅覚 異常等の症状の発症。

  ・ せき、くしゃみ、会話等のときに排出される⾶沫やエアロゾル の吸⼊、接触感染等が感染経路と推定。

 

 

また、感染対策としては、早くから言われて来た次のようなものではないでしょうか。

 

  ・「三つの密」の回避(①密閉空間、②密集場所、③密接場⾯)

  ・⼈と⼈との距離の確保

  ・マスクの着⽤

  ・⼿洗い等の⼿指衛⽣

  ・換気等

  ・ワクチン接種

 

 

また、その特性としては、 潜伏期間は約5⽇間、最⻑ 14 ⽇間とみられ、感染後無症状 のまま経過する人は 20〜30%、感染者の約 40% の患者は発症から1週間程度で治癒に向かうが、残りの患者は、 発症から1週間程度で肺炎の症状(酸素飽和度の低下、⾼熱の持続、激しいせきなど)が出て、約 20%の患者では酸素投与が必要となり、約5%の患者が急性呼吸窮迫症候群(ARDS) に移⾏して⼈⼯呼吸器による治療を要しているそうです。

 

 

さらに、ウイルスの吐き出された後の動きをシミュレーションした研究では、空中に浮遊してから20分後には、伝染する能力の90%を失う。感染力喪失の大半は空中に達してから最初の5分間で起こることが分かったそうです。

 

 

また、最近言われているのが、「乾燥にも弱い」ということ。つまり、コロナは3K換気、乾燥、間隔)に弱いわけだ。

 

 

今現在、猛威を振るいだしたオミクロン株に関しては、15日には日本では感染者が1日2万5千人を超えているが、諸外国の事例からして、この程度で収まるとは思えない。(大晦日にはイギリスで19万人弱、イタリアで14万人など、いくつかの国で過去最多を記録し、フランスでは1日の新規感染者数が、1月1日まで4日連続で20万人を超えた。アメリカも40万人を超える日が続いている。)

 

 

ただ、最近は、暗い情報だけでなく「収束への見通し」も聞こえるようになってきたのは、ありがたいことだ。

 

 

ビル&メリンダ・ゲイツ財団を通して医療、福祉、新型コロナワクチン開発など慈善事業に取り組んでいるビル・ゲイツ氏は、次のように言っています。

 

 

「オミクロン株が一国に広がって通過すれば、今年の残りの期間ははるかに少ない感染者数となり、新型コロナは季節性インフルエンザのように扱われる可能性がある」

 

 

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また、東京農工大学農学部附属感染症未来疫学センター長の水谷哲也教授は、次のような指摘をしています。

 

「オミクロン株は、ウイルスがヒトの細胞に侵入する際に足がかりになるスパイクタンパク質の変異が、約30カ所もあります。従来株の数カ所から10カ所程度にくらべて格段に多く、この変異によってウイルスがヒトの細胞のレセプター(受容体)と結合しやすくなったと考えられています」  

 

「通常は感染力が高まった分、体内に侵入するウイルス量も増え、重症化リスクも増すはずなのですが、オミクロン株は不思議なことに、重症化や死亡リスクはデルタ株より低いとみられます。考えられる理由の一つが、約30カ所と変異が起こりすぎたため、ウイルスのもつ特性が打ち消されてしまった可能性です。スパイクタンパク質に変異が生じすぎると、全体のバランスをとろうとするかのように、ウイルスのある特性が抑え込まれるケースがあります。オミクロン株の場合、抑え込まれた特性のなかに“致死性”や“猛毒性”が含まれていた可能性は、排除できません」

 

「オミクロン株そのもののもつ“毒性”が、デルタ株より弱いと考えられるのです。より致死性の低いオミクロン株がデルタ株を駆逐することで、結果的に人類にとって、コロナ感染へのリスクが減じる方向に向かうかもしれません。オミクロン株の感染急拡大を、いたずらに恐怖と不安の感情でばかり捉えると、本質を見誤りかねません」 (そもそも南アでは、すでに昨年末の時点で、感染者が前の週にくらべて3割近く減少し、重症者や死者が増える前にピークをすぎています)

 

 

嬉しい情報ではありますが、両者とも基本的対策の重要性を述べられてもいます。

 

 

ゲイツ氏は「エンデミックシナリオ」について「オミクロン株は多くの免疫を形成するだろう。少なくともこの1年はそうだ」としながらも「(エンデミックになれば)我々はしばらくは毎年、新型コロナワクチンを接種することになるかもしれない」と述べたそうです。

 

 

一方、水谷教授もこう強調されています。

 

 

「欧米にくらべ日本が小康状態を保っているのは、検疫体制と8割近いワクチン接種率、および高いマスク着用率の三つの賜物。オミクロン株には未知の部分も残るため、これから感染者をできるだけ抑え込むためにも、これら三つの盾の堅持が必須だという状況に、変わりはありません」

 

 

仮に、南アフリカのような急激な上昇の後に、さらに急激な感染収束を示すとしても、日本にとっては、全てが「これから」の話し。

 

 

感染のピークを低く抑え、一日も早く峠を超すためには、やはり、基本を守ることが大事でしょう。

 

 

「うつさない」「うつらない」ための一層の努力を続けましょう。

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<1月16日の誕生花>

キンギョソウ

花言葉:おしゃべり、でしゃばり、おせっかい、推測ではやはりNO

 

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