武蔵野市の住民投票条例案は「蟻の一穴」と騒いでいますけど・・・。
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日も、曇り空でスタートです。しかも、風が強く、荒れ模様です。
最近、「日本人は親切だけど、冷たい」と言う言葉を聞いたことがあります。
なんか、分かるような気もしますね。
今日のネタは、少し、こうしたことが関わっているようなネタです。
なんでも、東京都武蔵野市では、市長さんが外国人であっても投票できる住民投票条例案を議会に提出しているそうですが、内外で大騒ぎになっているようです。
内容は、「市内に3カ月以上住む18歳以上であれば、外国人も日本人と区別せずに住民投票できる」と言うものだそうです。
これに対して、自民党や公明党の議員は、「静かなる侵略(サイレント・インベージョン)」「外国人参政権の代替として利用されかねない」「市当局の周知不足」などを挙げて反対しているそうです。
また、「帰化してからにするべき」との意見もあるようですね。
極端な意見では、「オーストラリアのタスマニア州ホバート市では、外国人留学生まで参政権を認めた。すると、中国系候補が立候補して、『中国の南極進出戦略のための拠点化』など、中国政府の利益を代弁するような主張を行ったことがある。日本人は善意で『外国人とも仲良くしよう』とするが、宥和的でない勢力や、外国政府の意向が反映させられる危険性がある。武蔵野市の『外国人住民投票』条例案は阻止すべきだ」と、外国の事例を挙げて反対している人もいます。
外国からの侵略と言うと、確かに、怖いですね。
ただ、反対される方々の意見をよく読むと、参政権とごっちゃにされているのが気になります。(意識的にごっちゃにされているのかわかりませんが)
住民投票と言うのは、あくまで限定的な地域課題に対して、「住民としてどのように考えるか」の意思表示の機会でしかありませんよね。
それに、大事な点は、外国人であれ誰であれ、国内に居住し所得のある人には、全て課税をしているんです。
税金は納めさせながら、住民としての意見は言わせない、と言うのは如何なものかと思いますね。
外国人労働者を研修生などと言う名称で受け入れて、仲介料で儲け、低賃金で働かせ儲けているのは誰ですか?
さらに、言わせていただきますと、外国人労働者を受け入れないと成り立たない社会にしたのは誰ですか?
北海道では、中国人による土地の買収が問題になっていましたけど、その仲介をした不動産会社は、日本の会社ではないですか?
カジノ誘致に関連して中国の企業のために動いていたのは自民党の議員じゃなかったですか?
自民党の議員や歴史修正主義者の皆さんは、日ごろ、自分たちがやっていることを棚に上げて、「外国人イジメ」を繰り広げている。もう少し、キッチリ足元を見て、誇大妄想に駆られないように議論に参加していただきたいですね。
意図的に外国人イジメする人たちだけでなく、純粋に「怖れる」人もいるでしょう。人間が生きていくうえで、怖れるという本能は、とても大事だと思います。ですから、提案者は、「これが正しい」という上段に振りかざした姿勢でなく、そうした市民にも受け入れられるような慎重な説明は必要でしょう。
外国国籍の方々の地方自治や国政への参加については、冷静に線引きをし、日本国在住者としての「権利」と「義務」を明確にした中から結論を導き出すべきだと思います。
外国人に対して、日本人一人一人は、優しいけど、国家としては、とても冷たい。(これは、国民に対しても同じ)
日本は、国家として冷たいと同時に、名古屋出入国在留管理局で亡くなったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんの事件でわかるように無責任で非人道的ですらあると思います。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
******************************************************
花言葉:あどけなさ、純潔、親愛の情
誕生花: 12月17日