岸田首相の「新しい資本主義」は、社会主義を目指すのか?
皆さん、お早うございます。
五島地方は、今日は、「曇りのち雨」の天気予報ですが、こんな感じで夜が明け始めました。
ところで、いよいよ総選挙に突入ですが、日本の夜明けとなるのでしょうか。
それとも・・・・。
昨日は、岸田首相肝いりの「新しい資本主義実現会議」が設置されましたね。
メンバーに女性が7人入っていることが、当面の売りのようですが、実のある成果を期待して良いのでしょうか。
岸田首相の目玉商品の一つに、「賃上げをした企業に税制上の優遇処置をする」と言うのがありますが、どの程度の『優遇』をするのでしょうか。
そうした疑問の一方で、『そこまで踏み込むのか』と不思議な感覚に襲われるシカリさんです。
何かと言うと、『ひょっとして、岸田さんは新しい資本主義と言いながら、実は、社会主義とか共産主義を目指しているのかな』とか思ったりするのです。
優遇税制とか、緊急時の税控除とかは、時期とか、地域とか、業種とか、とても限定的に適用されているイメージがあるんですけど、違いますかね。
でも、賃上げに適用すると、『はい、適用期間が終わりました』って、簡単に手が引けるのかな~。
それこそ、経営そのものを監視し続けないといけない事態になるのでは?
ゆとりがあるのなら、それも良いだろうけど公務員さんたちもそれほど暇じゃないだろう。
例の財務省事務方トップは、次のような批判をしましたけど・・・。
「この期に及んで『バラマキ合戦』が展開されているのは、欧米の常識からすると周回遅れどころでなく、二周回遅れ」
税制上の優遇措置も言わずと知れた「バラまき」の一つ。
シカリさんは、欧米に比べて2周回遅れでも、別に構わないと思いますけど、問題は、「公平性」「制度の安定性」を保てるのかと言うこと。
「賃上げして」それに「税制上優遇」、これは労働者も企業も、両方助かるから良いじゃない。
一瞬、そう思いますよね。
でも、肝心なのは、そこから発生した利益の行方。
そこまで、キチンと公平性と国家への還元を保てるのなら、それはもう岸田さんの言う「新しい資本主義」は、立派な社会主義・共産主義の入り口と言えるかも。
ところが、肝心の出口は「駄々洩れ」状態。
優遇された企業は、株の配当や内部留保のし放題で、税制上優遇措置を受けた『恩』など忘れ果て、自己利益を追求し続けるだけ。
となると、岸田首相の目指す社会とは、一体なんだろう?
結局、企業優遇だけのアベノミクスの延長でしかない『キシダノミクス』ってところだろうね。
もう一つの目玉商品、「所得倍増」も口にしていたけど、その内容について担当の山際大臣は、次のように言っている。
「文字通りの『所得倍増』というものを指し示しているものではなくて、多くの方が所得を上げられるような環境を作って、そういう社会にしていきたいということを示す言葉」
つまり、「する」ではなく「出来たら良いな~」と言うこと。
これが、政権公約のように伝聞されるのには気を付けた方が良いね。
国民の皆さんが今回の選挙で何に注目するのか。
新型コロナ感染症拡大で痛めつけられた国民の生活。
なるほどと思うような項目が並びますね。
さらに、『15日、中国地産集団(チャイナ・プロパティー・グループ)は、この日に返済期限を迎えた2億2600万ドルの社債を償還できず、債務不履行(デフォルト)に陥った』と言う情報も入ってきましたけど、中国恒大集団の債務問題の波及的な影響がいかに大きいのか、思い知らされる事態ですけど、さて、日本政府はこの事態にどこまで対応できるのか。
世界の渦が、日本を飲み込もうとしているような今、ワシも昼寝ばかりはしていられない。(『じゃあ、お前に何が出来るのか』と突っ込みが入りそうですね。^^;)
とりあえず、自公両党の誇大広告・詐欺広告に騙されず、いささか無様でも国民のための頑張ろうという政党の政策をしっかり確認して、誘い合って投票に行きましょうね。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして素晴らしい一日となりますようお祈りいたします!
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菊(キク)全般
花言葉:「高貴」「高潔」「高尚」
誕生花:9月9日