渡るに渡れない渡り鳥・ハチクマ。野鳥も野党(?)も・・・。
富士山の初冠雪が観察されたのは、2週間前のこと。
いつもなら、これを機に日本中の気候が変わるんですよね。
五島では、夏場は南寄りの風が多く吹きますが、9月中旬になると北からの風、北東からのやや強い風が吹き出します。
これを五島では、「あおぎた」と呼んでいます。
ところが、今年は迷走台風の影響で、いまだに南寄りの風が吹いています。
特に、明日の午前中は強い南西の数が吹く見込みです。
いつまでも迷走されて困るのは、台風も政治も同じですね。^^;
ところで、ワシよりも、もっと、この風に困っているものたちがいるんです。
それは、「ハチクマ」という渡り鳥なんです。
どんな鳥?
はい、シカリさんのブログのアイコンに使っている鳥です。
夏場を日本で過ごした彼らは、この時期、五島に集まり、五島市の大瀬崎断崖から中国の舟山群島を目指して飛び立つんです。
その時に利用するのが、「あおぎた」という季節風です。
例年でしたら、9月中旬から始まり、10月中旬まで、1~2万羽のハチクマが渡ります。
そのルートは、次のように東アジアを周回するルートです。(画像は、信州猛禽類調査研究グループ作成のものです。)
この渡りのルートが発見されたのは、1989年9月24日。
日本野鳥の会長崎県支部の谷口さん、寺島さん、竹上さんによって確認されました。
以来、この時期には多くのウォッチャーの皆さんが、泊まり込みで渡りの観察を続けています。
シカリさんも、一度だけ見に行ったことがありますよ~。^^
朝日が昇ると同時に、あちこちの山で待機していたハチクマたちが大瀬山(大瀬崎断崖のある小さな山)に集まり、上空をぐるぐる回りながら、高度を上げていくんです。(気温の上昇を利用するんでしょうね)
一定の高さに達したグループごとに、南西へ飛び立ちます。
それは、それは、壮観な大自然の姿ですよ。
でも、今年は・・・。
早く台風が過ぎ去り、いつもの秋に戻ってほしいな~、と思うシカリさんです。
あれ?
シカリさんのブログは、政治的愚痴が内容のブログじゃなかったの?
そうなんです。
ハチクマのネタだけで、終わるようなシカリさんじゃありません。
こちとら、江戸っ子でぃ!!
現在の台風にもイライラしますが、新しい風を作れない人々にもイライラします。
その中心的人物である立憲民主党の枝野さんが、14日に西日本新聞のインタビューに答えて次のように答えたそうです。
「菅義偉内閣の新型コロナウイルス対策などの問題を浮き彫りにし、退陣に追い込むことができ、一定の役割は果たせた」
おいおい、あれは自爆退陣だぜ。
そういう分析をしているようでは、君も自爆しそうだね。
困ったもんだよ。
他の野党の皆さんの知恵を借りて、ちゃんと現状分析をして、国民の意を酌んだ政策を作り上げ、みんなで新しく強い風を作ってくださいね。