江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

小池知事「日本はタリバンいないのに・・・」。でも、似たような方々がご活躍。

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黒幕に忖度する、あるいは、意を酌もうとする候補者の動きだけが目立つ自民党総裁選挙ですが、久しぶりの女性候補が出たことに絡み、小池東京都知事が次のような発言をされたそうです。

 

「日本はタリバンがいないのに、こんなに女性の活躍が遅れてきたのが不思議」

 

今話題のタリバンを引き合いに出しての日本の状況を皮肉ったつもりのようです。

 

アフガン政府は、先に、女性の待遇について問われて「イスラム法の範囲で・・・」とか回答していましたけど、イスラム法とか知らないし。

 

で、ちょっと、ネットで検索してみました。

 

すると「スカーフの着用、男女平等、一夫多妻制」などの言葉が出てきました。

 

幅広い内容で、ワシのレベルの人間が決めつけることは出来ないけど、大まかな内容だけお伝えしますね。

 

ところで、こうした一つ一つについて、イスラム教に改宗した3人のスイス人女性たちの見解を記述した記事を見つけましたので、関係部分のみ掲載しますね。

 

スカーフの着用を決めるのは女性自身だ。それは夫、父親、兄弟が口を挟むべき問題ではない。神と私との問題だ。(ダルヴィッチさん)

 

コーランに書かれているように仕事をして稼ぐのは男性で、家族の面倒を見るのが女性だ。(3人の意見は一致)

 

イスラム教では1人の男性が4人まで妻を持てることに納得している。しかしその場合、男性は全ての妻に対して公平であるべきで、各妻のところで同じ数の晩を過ごさなければならないという。(イッリさん)

 

わかったようでわからない結果でしたけど、なんだか、日本でも普通に語られている内容ではないですか?

 

全てとまでは言わないにしても、かなりの部分で似たような感じがするのは、ワシだけでしょうか。

 

ワシが決めつけてはいけないので、国民から選出された著名な国会議員の方々のご発言を振り返ってみましょう。

 

森喜朗さん>

「女性理事を選ぶってのは、文科省がうるさく言うんです。だけど、女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」

 

杉田水脈さん>

「女性はいくらでも嘘をつける」

 

山東昭子さん>

「子どもを4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」

 

麻生太郎さん>

「子どもを産まなかったほうが問題」

 

柳澤伯夫さん>

「女性は産む機械

 

この人たちって、タリバンですか?

 

いえいえ、皆さん、自民党の国会議員さんたちですよ。

 

こうしたことについて、議員の失言を集めた日下部さんという方は、次のように証言しています。

 

「24の失言のうち20件が自民党だ。個人の問題というより、自民党が『女性の仕事は、出産、家事、育児』という価値観を前提にしているのが問題」

 

こうしたワシの感覚からしたら問題発言をされる皆さんに対して、日本の世論ではたいして批判が広がらない。

 

少しは出るが、長く問題視しない。

 

諦めているのでしょうか。

 

そして、繰り返しこうした人々が「代表」として選出される。

 

『いやいや、議員を選ぶのは、女性問題だけが基準じゃないから』とのご意見もあるでしょうが、ワシらが作る社会で「女性の位置づけ」はとても基本的で、重要な課題と思うのですが、違いますか?

 

さらに、現在の総裁選挙をめぐっては、次のような発言も出ています。

 

東京新聞・望月衣塑子記者>

「ビックリしたというよりは、がっかりです。同じ女性として応援は……。高市氏は女性の代弁者かというと、女性のお面をかぶった古い男性といいますか、男尊女卑ともとらえられる発言が目立ちますから」

 

直木賞作家・中島京子さん>

高市さんも野田さんも総理総裁にはならないと思います。高市さんは安倍元首相の極端な思想をそっくり持っている人物なので、“名誉男性”的なポジションなのではないでしょうか。たとえると、性別が女性の“おっさん”。野田さんは自民党内ではリベラルを標榜してきた人ですが、“女性はうそをつく”発言の杉田水脈議員の辞職を求める署名を受け取らなかった。大事なところで腰の引けた態度しかとれなかったのが残念です」

 

こうした現状を見るにつけ、一日も早く、お互いの存在を大事に出来る社会が出来上がることを望みたいですね。

 

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