“メダルかじり”事件で河村市長を擁護する北村弁護士の論法は・・・???
4日に起きた“メダルかじり”事件。
昨日、記事にしたかったけど、下村発言が気になってロックダウンを先に書きました。
ところで、自治体のトップが他人の物に許可もなくかぶりつく、って???
かぶりつきの対象物が何であれ、大問題だと思うんですけど。
ワシみたいな老人が、孫が持ってきた物を興味本位でかぶりついて、『どうだ~、おじいちゃんは面白いだろう』なんてとぼけたわけではない。
他人の物に、公の立場のある人物が、かぶりつく。衛生面で厳しい取り組みを求められるこのご時世に。
当然、各方面から批判の嵐になっているようですね。
そうした中、バラエティー番組でいつも自民党の応援団としてご活躍の北村弁護士が、「デリカシーにやや欠けるおっさんの行動は許してあげて下さい」と『新しい視点』からの擁護論を展開し、なんだか、見苦しい展開になっている。
おっさん、って、常にこうした間違いを起こすことが認められている集団ですか?
これは、デリカシーの問題でしょうか?
この北村弁護士の論法は、昔、セクハラを働いた人間を周囲の取り巻き連中が守ろうと駆使していた論法ですよね。
弁護士と言う職業についている人間が、決して行ってはいけない行為ではないでしょうか。
さらに、さらに、ここに来て被害者を巻き込む論法で自分を守ろうという汚らしい展開となっている。
『自分が後藤選手の立場なら、金メダルを取った事実と仲間達との記憶は1ミリも変わらないので、そこまで怒らないと思う。』
被害者である後藤選手がどのような感想を抱かれているかわからないにもかかわらず、自分の価値観を押し付け、さも、怒るのは人として劣る行為だ、と言わんばかりの発言。
この発言は、河村市長の行為と同等あるいはそれ以上の犯罪的発言だと思う。
ハラスメント行為を擁護して、ハラスメントの被害者に「怒るなんてありえない」と矛先を向けているのですから。
「おっさんだから」「男だから」「女だから」という言葉で事態を誤魔化さないでほしい。
誰が何をして、その行為は、どのように問題なのか、って考えるべきでしょう。
この問題への様々なコメントの中で、シカリさんが『面白いな~』と思ったのは、北島康介さんの『そもそもなんで表敬訪問しなきゃいけないのか』というご意見。
何か成果を上げると、自治体のトップなどを表敬訪問をして成果報告する。
良く見られる風景で、成果に伴う喜びを広く共有してもらいたいという思いからだろうが、こうした行為に潜む危険性を教えていただいたような気がします。
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北村晴男弁護士、河村市長の“メダルかじり”に「自分が後藤選手の立場ならそこまで怒らない」
スポニチ、8/5(木) 17:01配信
弁護士の北村晴男氏(65)が5日、自身のツイッターを更新。名古屋市の河村たかし市長が、東京五輪女子ソフトボール代表で同市出身の後藤希友投手(20)の金メダルにかみついた行為を擁護した。
北村氏は、河村市長の“蛮行”を伝える記事を添付し「デリカシーにやや欠けるおっさんの行動は許してあげて下さい。もちろん、大切な金メダルは素早く消毒した上で」とツイート。
これに、批判的なコメントが殺到し「河村市長デリカシー無いでは選手すまない、交換してもらいたいでしょう、ましてやソフト13年待ったメダル次は競技自体無くなる」という意見が届く。北村氏はこれに「『このおっさんのデリカシーの無さは笑えるなー』が私、『このおっさんのデリカシーの無さは笑えない、絶対に許せない』が皆さん。感じ方は違うな、とつくづく思う。自分が後藤選手の立場なら、金メダルを取った事実と仲間達との記憶は1ミリも変わらないので、そこまで怒らないと思う。人それぞれ」と、答えた。