開会式典で知れた菅総理、小池都知事の人間性とオリンピックへの思い。
ニ三日前から、「これでもか」とオリンピック関係の放送が続いているので、ウンザリして、録画を見て暇つぶししているシカリさんです。
当然、オリンピックの開会式とか見ていません。
ネットニュースで知り得た内容でのネタです。^^;
なんと言っても、開会式で天皇が開会宣言をされている時に、菅総理と小池知事は着席の状態で、途中から「気づいて」立ち上がったとか・・・。
ここにも、現在の日本の組織・指導者の質的レベル低下が感じられます。
つまり、組織委員会を構成する日本政府と東京都のツートップが、揃いも揃って開会式の進行内容を良く知らなかったということではないでしょうか。
事務局から知らせがなかったのか、知らせなかったのか、知らせたけど上の空で忘れたのか。
ただ、知らなかったにしても、天皇が開会宣言をすることはアナウンスがあるだろうから、それでも座ったままだったということは、開会式典を軽く見ている、天皇の宣言行為を軽く見ている、疲れ果ててボーっとしていた、などの推測が成り立ちますが、いずれにしても、トップとしての資質に問題があるということでしょう。
仮に、自分達より年下の天皇の宣言を軽く見ていたとなると、これは、日ごろ「天皇を元首とする国造り」を主張している自民党の言っていることが、ウソ・デタラメであることを証明してしまったことになる。
おそらく、プライドだけは高いお二人だから、ネットで言われているように「なめていた」のでしょうね。
自民党や右翼の皆さんにとっては、これは歴史的な大問題のハズですよね。これを問題に出来なかったら、存在意義がない。面白い事態だ。
ところで、天皇は「私は、ここに、第32回近代オリンピアードを記念する、東京大会の開会を宣言します。」と宣言されたそうです。
IOCで規定されている宣言案では、「祝い」と規定されているそうだが、天皇は、国内の現状を憂えて「祝い」という言葉を避けたとか。
さぞ、宮内庁と内閣府の間で、相当なやり取りがあったことでしょう。
にもかかわらず、断固として国民の側に立たれた天皇に、心より敬意を表します。
今回の開会式典で、その意義を見出すとしたら、自民党の主張のいい加減さと、菅総理や小池知事の人間性のレベルの低さと、天皇の「あくまで国民に寄り添う」という思いと決意を見ることが出来た点で意義が深いものだったと思います。
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天皇陛下の開会宣言開始時に首相、知事が着席 「殿様気分」とSNSで批判
日刊スポーツ、7/24(土) 12:54配信
23日夜に行われた東京オリンピック(五輪)の開会式で、大会名誉総裁を務める天皇陛下が開会宣言を述べられた際、隣に座っていた菅義偉首相や小池百合子都知事らが当初着席したままだったことに、SNS上などで疑問の声が上がっている。
陛下は「私は、ここに、第32回近代オリンピアードを記念する、東京大会の開会を宣言します」と宣言された。起立して宣言を始められたが、その際は首相も小池氏も着席したままだった。
事態に気づいたとみられる小池氏がまず立ち上がり、続いて首相も促されるようにしてすぐに立ち上がった。その様子は、NHKのテレビ中継にも映っていた。
SNS上には「なめてるとしか思えない」「殿様気分」など、首相や小池氏への批判が出ている。