「経産省官僚がコロナ給付金詐欺」と言うタイトルに驚かなくなっているという悲劇・・・。
経産省のキャリア官僚が、コロナ給付金を騙し取っていたという事件だが、相当ショッキングな事件だが、一方では、「またか・・・」という気持ちがある。
接待漬けで国の制度を歪める官僚、政治家に忖度して行政事務そのものを歪めてしまう官僚、そして、知り尽くした国の制度の抜け道を作り給付金等を騙し取る官僚、などなど、実に卑しい人々が多い。
特に、今回の件では、一人でこっそりやった、と言うことでなく、二人で共謀して証拠隠滅まで図っていたというから、悪質極まりない。
こうした直接的に自らの立場を利用しての悪質な行為の他にも、歪んだ仕組みを民間に作らせて、自らは役員とか相談役として報酬を得ている人々もいる。もちろん、こちらは公務員ではないが、何が言いたいかと言うと、高学歴の人々が人道に外れた行為を平気で行う社会に成り下がっているということです。
もう少し詳しく書かないとシカリさんの怒りが理解できないでしょうね。
最近、障がい者を企業に紹介する会社があちこちに出来ています。
紹介された障がい者の皆さんは、雇用した会社に勤めるのではありません。遠方にある農園に集められ、農作業モドキをしています。なぜ、モドキかと言うと、農業と言うレベルの規模ではない小さな農園に、人数だけたくさん集めているのです。
当然、休憩する場所も狭く、屋外で休憩するしかない人たちも沢山いるのです。
そうして働いて、約11万円(月額)ほどの賃金を得ています。一般就労と称していながら、自らの会社とは縁もゆかりもない所に集め、安い賃金を払っている。こうして障がい者を斡旋した会社は、一人当たり13万円程度のお世話料を受け取っている。
つまり、一般就労の障がい者の平均賃金は24万円ですが、それを斡旋会社が莫大なお世話料を取って、障がい者たちには最低賃金ギリギリの賃金を支給している。
簡単に言えば、「人身売買」。
こうした仕組みを作っている会社の本社の役員を見ると東大卒と言う人々が肩を並べている。
それだけではありません。
こうした労働法規を破壊するような行為を取り締まるべき労働基準監督署も知っていながら知らないふりをしている。(厚労省として障がい者一般就労の数値を上げないといけないからね)
こうした人々にとって、知識を身に付けるということは、ただただ、自らの収入・身分を守るためにあるのだろう。
とても残念なのが、こうした人々の学びは、多かれ少なかれ「税金」で賄われているということ。
本来ならば、地域社会への恩返しを考えるべきなのに、そのような考え方は教え込まれていないようだ。果たしてこれで良いのでしょうか?
こうした教育では、将来の日本を担える人材は育たない。なぜ、社会に恩返しするという考えを教えないのでしょうか。
何からなにまで日本と言うシステムは行き詰っていると思う。
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元官僚の片山善博氏、経産省エリート官僚逮捕に「どうしてこんな人が」「情けない」
デイリー、6/28(月) 13:42配信
元総務大臣の片山善博氏が28日、TBS系「ひるおび!」で、経産省のキャリア官僚がコロナ給付金詐欺の疑いで逮捕された事件に「残念というより憤りを感じる」と怒りをにじませた。
片山氏は、城山三郎氏の著書「官僚たちの夏」のモデルが、経産省の前身である通産省であることを挙げ、「あれを読むと、通産省の官僚は国士なんです。国を背負って」と、通産省官僚の責任の重さを指摘。そして「その時のイメージと今の情けない、本当に詐欺をするような官僚…あまりにも違う」とがっかりの表情を浮かべた。
片山氏は元自治省の官僚でもあったことから「私も元官僚やってましたけど、どうしてこんな人が出るのか。残念というより憤りを感じる」と怒りもにじませた。
また逮捕された官僚がエリートとも称されていたことに「もしエリートというのが本当ならば、エリートじゃない人のために一生懸命働く役割があるからエリートと呼ばれるのであって、この人は、人のために作った制度を私腹を肥やすために使った、本当に情けない」とも語っていた。