聖火リレーがスタートして何日になるでしょうか。
あまり興味が無いもので、いつスタートしたのか、どこをどのように何日でめぐるのか、一切知らない。スミマセン。
たまにテレビで映し出される聖火リレーを見ていると、なぜか胸がうずく。
ランナーの思い、警備関係者の思い、観覧者の思いなど様々だろう。
待ちに待って思いを達成してランナーを務める人。地元出身と言うことでランナーとして推挙されてランナーを務める有名人。
晴れ晴れとした表情、晴れ晴れとしているような表情などを見るにつけ、なぜか、切ない感じになるのです。
「東京五輪」というそれこそ共同幻想に向かって、ひとつのコマを埋めていく。
目に見えない「新型コロナウイルス」という銃弾の嵐を潜り抜けるように、でも、なぜか、派手な演出と大きな波のように押し寄せる熱狂が不気味でもある。
橋本オリンピック担当大臣は、「毎日、コロナの検査をするから大丈夫」と精一杯の「安全」アピール。
でも、このコロナ禍で毎日７００人の医療従事者を動員し、それ以外に、選手や関係者のPCR検査を毎日実施するとなると、どれだけの検査担当者の配置が必要なのか、なんとも虚しい発言にしか聞こえない。（医療関係者のワクチン接種も終わっていないのに）
聖火リレーに関しては、交通規制にあたっていた警官がコロナに感染したとの情報も出て来た。
まるで、戦時中の日本の姿そのもの。
気合いと竹やりで目に見えない敵と戦おうという、なんとも虚しく滑稽なシーンが見えてもいないのに、眼の奥にちらつく。
日本人は、いつまでたっても「勘」で判断し、「気合い」で困難を乗り越えようという集団なんだろうか。いい加減、そのような生態を「恥ずかしい」と認識できるようになっていただきたい。
ところで、菅総理の五輪に向けた理念も、短期間の間にすっかり色あせてきましたね。まあ、もともと理念などなかったんでしょうけどね。
１月の施政方針演説では、「夏の東京オリンピック・パラリンピックは、人類が新型コロナウィルスに打ち勝った証として、また、東日本大震災からの復興を世界に発信する機会としたい」と言っていたけど、つい先日、国会では「（オリパラ大会を）世界の団結の象徴として」と言っていた。
この程度のリーダーの下で、竹やりで敵と戦わなければならない国民が哀れである。
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蓮舫氏 菅首相に「五輪はコロナに打ち勝った証」から「団結の象徴」への変化を指摘
デイリー、4/21(水) 15:03配信
立憲民主党の蓮舫参議院議員が２１日、ツイッターに新規投稿。変異株を含む新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況の中、東京五輪・パラリンピックは「既に決まっている」と予定通りの開催を明言する菅首相に対し、五輪開催の大義名分が日米首脳会談の訪米時に「途端に変わりました」と指摘した。
蓮舫氏は「（オリパラ大会を）世界の団結の象徴として」と切り出し、「菅総理の発言が途端に変わりました。今日の参議院本会議における訪米報告です」と報告。「今年の施政方針演説までは『人類がコロナウイルスに打ち勝った証として』だったものが、です」と指摘した。
菅首相は「東京オリンピック・パラリンピック競技大会については、私から本年夏、世界の団結の象徴として、開催を実現する決意を述べたのに対し、バイデン大統領から改めて支持が表明されました」と報告した。
